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【シリーズ改革開放40周年】 北京の美容業界に飛び込んで15年 ヘアスタイリスト・三島智之さん
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本誌記者 勝又あや子 · 2018-08-02 |
タグ: 美容;ファッション;中日交流 | 印刷 |
「美容師は大変ですよ。あんまりダサイ格好をしていると信用してもらえない。お金を払うだけの価値を出す演出をしないといけないですよね」。その言葉通り、さっぱりと短めにカットした髪を金色に染め、ファッションはグレー系グラデーションでコーディネート。腰に下げた仕事道具のシザーケースはベージュの蛇柄で、それすらファッションアイテムのように見える。北京市内でヘアサロンを営む人気ヘアスタイリスト、三島智之さん(42歳)だ。
三島智之さん。(勝又あや子撮影)
北京の美容業界に飛び込む
三島さんは2003年、東京のヘアサロン・チェーンの北京支店開設に合わせて北京にやって来た。三島さんの言葉を借りれば「最初3カ月と言われて来て、そのまま10年」、その店で美容師として働いた。
2012年には、日本でも地域メディアとして評判になったフリーペーパー『美少女図鑑』の北京版『北京美少女図鑑』に関わった。『美少女図鑑』は地元に住む一般女性をモデルにし、地元のヘアサロンがヘアスタイリングやメーク、ファッションのコーディネートを施して撮影した写真を中心に構成されている。三島さんも何度かスタイリングを担当した。
人気エリアに店を構えたことで、思わぬハプニングもあった。以前サッカー日本代表チームの監督を務め、当時中国サッカー・スーパーリーグのクラブチーム北京国安の監督だったアルベルト・ザッケローニ氏が、スタイリッシュな店の外観にひかれてひょっこりと店のドアを開けて入ってきたのだ。大のサッカーファン、しかも北京国安のサポーターである三島さんにとって夢のような出来事だった。
順調な経営を続けていた三里屯の店だが、2017年、市内の区画整理に伴って閉店。場所を移してリニューアルオープンした。三里屯時代からひいきにしている顧客は、店が移転してからも変わらず通ってくれている。
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