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日本で桜がもうすぐ見ごろに 各地自治体が中国人観光客呼び込み
  ·   2018-03-22
タグ: 桜;花見;中日交流
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日本の桜(写真提供・日本政府観光局北京事務所)。

「山形県ではスキーもできれば、花見もできる。これは、日本でも山形県だけ」。山形県哈爾濱(ハルビン)事務所の大門明所長によると、花見のシーズンを迎えるにつれ、日本各地の自治体があの手この手を使って、中国で日本観光をPRし、中国人観光客の呼び込みを図っている。中国新聞網が報じた。

春になって気温が上がると、桜が日本列島の南から北に向かって順に開花し、「桜前線」を形成する。日本気象協会の最新の予測によると、今年は、九州から関東地方における桜の開花、満開の時期は例年より1週間ほど早くなりそうだ。

日本政府観光局(JNTO)が発表した統計データによると、2017年3-4月期、日本を訪問した中国人観光客は前年同期比2.5%増の延べ103万7800人だった。ここ数年、東京や大阪、名古屋などの定番の都市のほか、新潟や山形、群馬などの地方都市にも、中国人観光客の足が伸びている。そして、桜が好きな観光客は、桜前線に合わせて各地を訪問し、桜吹雪や夜桜などの絶景を楽しんでいる。

大門所長は、「今年は、北陸、長野県、東北南部などでは4月上旬に開花し、東北北部では4月中旬以降に開花すると予想されている。山形県は4月中旬が花見のベストシーズン。山形県では、大都市のような喧騒はなく、静かにゆっくりと花見をし、自然の美しさを感じることができる」と紹介している。

日本の各地自治体は、美しい自然の風景を武器にするほか、関連の政策を打ち出して、観光客の呼び込みに躍起になっている。山形県は、個人旅行で訪日する中国人観光客を対象に、人数に基づいて3万円以上のレンタカー補助金を給付している。「自治体は関連の政策を制定して中国人観光客を呼び込んでいる」と大門所長。

PRという面で、日本の他の自治体も山形県に後れを取ってはいない。例えば、新潟県ハルビン商務連絡所の責任者・高野純一さんは、「黒竜江省で最も歴史ある日本料理店で『新潟まつり』を開催し、多くの中国人に新潟県について知ってもらう。店内に新潟の花を飾ったり、新潟の商品を置いたり、新潟の料理を提供したり、新潟の動画を流したりして、一人でも多くの中国人に新潟を知ってもらい、新潟に旅行に来てもらうというのが、同イベントの狙いだ」と話す。

日本海側最大の都市である新潟市は、中国人観光客をいかに呼び込もうかと長年頭を悩ませてきた。高野さんによると、「新潟にも国際空港があるものの、これまではほとんどの中国人観光客が新潟に着いてから、すぐに新幹線に乗って東京などへ行ってしまっていた。しかし、ここ数年、新潟も少しずつ中国人に知ってもらえるようになり、新潟に泊まって、ゆっくりと温泉につかるというのが、中国人の間で人気になりつつある」という。新潟県のオフィシャルサイトの最新統計データを見てみると、16年度、同県の中国人宿泊者数は前年比1.5%増の延べ4万7523人だった。

全ての政策は、一人でも多くの中国人を花見シーズンに日本の地域に呼び込むためのものであることが明らかだ。世界各地の人気スキー場へ行ったことがあるというペンギンスキークラブのリーダー・劉昆さんは、「これまで、仲間と山形県の蔵王へスキーに何度も行った。4月もクラブの仲間と山形県の月山にスキーに行く。4月でもスキーができて、花見もできるというのが山形県の一番の魅力」と話す。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年3月21日

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