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第9回全国多言語通訳コンテストが開催 日本語部門で北京の大学から優勝者
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· 2016-11-01 |
タグ: 通訳;コンテスト;中日交流 | 印刷 |
第9回全国多言語通訳コンテスト「永旺杯」が29日、北京で開催された。北京第二外国語学院の何■(■は女へんに捷のつくり)さんと北京語言大学の尚暁佳さんが、それぞれ日本語の逐次通訳部門と同時通訳部門で優勝した。人民網が報じた。
同コンテストでは、日本語の同時通訳、逐次通訳、フランス語の逐次通訳、ドイツ語の逐次通訳、スペイン語の逐次通訳、ロシア語の逐次通訳、韓国語の逐次通訳など、6言語、7部門が設置され、予選、準決勝、決勝が行われた。ネットを通じた予選では、中国国内外の大学約40校の約90人が、参加校149校から選出され、準決勝に進んだ。
うち、日本語同時通訳の準決勝には12 人、逐次通訳には15人が進んだ。準決勝と決勝では、日本語の一文を中国語に通訳し、その内容は人工知能や環境保護などのテクノロジー、社会、人文など今ホットな話題が含まれていた。白熱した戦いを経て、最終的に北京第二外国語学院の何さんが逐次通訳部門で、北京語言大学の尚暁佳さんが同時通訳の部門で、それぞれ優勝した。
参加者のパフォーマンスに、審査委員も的を射た評価を下した。日本杏林大学の塚本慶一教授は、参加者のレベルを高く評価したほか、日本語の部門に参加した参加者の発音や発声、伝達される情報が理解しやすいかなどを評価した。台湾輔仁大学跨文化研究所の楊承淑所長は、「通訳では、情報全体が伝えられているか、語句の構造、情報の区切りの3つが重視される」と説明した。
授賞式で、中国翻訳協会の常務副会長兼秘書長である、中国外文局の王剛毅副局長は、「通訳コンテストは、国内の各界の連携を促進するだけでなく、各国との連携も強化し、業界、国を超えた事業になっている。海外への発信や異文化交流は、中国の発展において重要な役割を担い、中国が各国の良い所を参考にできると同時に、中国の経験を海外に伝え、運命共同体を形成し、共に発展・繁栄することができる。通訳も異文化交流において重要な役割を果たす。通訳コンテストの開催はタイムリーなものだ」と語った。
在中国日本大使館の横井理夫参事は、「通訳に従事する過程で、通訳者は母語や外国語を学べるだけでなく、自分の国と対象国の経済、社会、文化など、さまざまな分野を深く理解することができる。通訳者は両国の相互理解を促進し、互いの信頼を強化する、重要なポジションといえる」と語った。
同コンテストは、中国翻訳協会と北京第二外国語学院が共同で開催し、イオン1%クラブ、イオン(中国)投資公司が協賛。一等賞受賞者には日本への1週間の遊学が贈られた。 (編集KN)
通訳コンテストの日本語逐次通訳部門・同時通訳部門の受賞者:
逐次通訳部門
一等賞 北京第二外国語学院 何■
二等賞 北京大学 徐倚天、広東外語外貿大学 馮楚◆(◆は女へんに亭)
三等賞 北京外国語大学 曾広明、天津外国語大学 盧瀟、大連民族大学 馬暁騫
同時通訳部門
一等賞 北京語言大学 尚暁佳
二等賞 北京大学 趙令君、北京第二外国語学院 鄭心舟
三等賞 広東外語外貿大学 劉嘉●(●は王へんに旋)、北京外国語大学 徐嫻揚、西安外国語大学 張□溪(□はくさかんむりに内)
「人民網日本語版」2016年10月31日
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