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中国で活躍する日本人建築家・青山周平さん
  ·   2015-10-14  ·  ソース:人民網
タグ: 青山周平;建築家;中日交流
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「胡同」と呼ばれる古い路地が残る町並みが好きという日本人建築家・青山周平さんがこのほど、中国版「劇的ビフォーアフター」と言うべき人気テレビ番組「夢想改造家」に出演。胡同の街並みが残る北京のストリート「南鑼鼓巷」の7平方メートルほどの手狭な空間を見事にリフォームし大きな話題に。ルックスも抜群で、狭小な雑院住居のリノベーションを手がける新たな「男神」と呼ばれている。

青山さんのプロフィール

広島県出身の青山さんは、東京大学で建築環境設計を学び修士号を取得。北京のB.L.U.E建築設計事務所で建築士として働いているほか、北方工業大学建築・芸術学院の講師も務めている。

インタビュー

Q:10年前の2005年に中国に来られたそうですが、中国に来たきっかけは?

A:学生時代、1年ほど欧州に留学し、東京に戻りました。当時、欧州と東京、どちらで仕事を探すか考えていました。そんな時に、友人が北京で働いていて、その事務所がちょうど実習生を募集していました。当時は05年と、北京五輪を控えていて、北京の北京国家体育場(鳥巣)、中央テレビ(CCTV)、国家大劇院など、たくさんの建物が建築中でした。学生だった私はそれらの報道をよく目にしていましたし、中国の社会の変化や近代建築の変化にも注目しており、興味を抱きました。初めは数カ月と思っていました、結局10年住んでいます。

Q:中国に来て、中国の住宅と日本の住宅の最大の違いは何だと思いましたか?

A:日本では、個人の住宅が多く、多くの人が自分の土地を買って、自分の家族の生活や必要に合わせて、間取りを決め、家を建てます。一方、中国では、自分で間取りなどを決められる個人の家は少なく、ほとんどがデペロッパーや政府が提供する住宅で、その間取りもほぼ統一されています。

Q:なぜ中国の胡同が好きですか?

A:北京に来てからの2、3年は、普通のマンションに住んでいました。当時は、中国に来たばかりで中国語も分からず、電気代や電話代をどうやって払うかも分かりませんでした。そのため、すぐに胡同のある場所で生活するわけにはいきませんでした。しかし、2、3年すると北京での生活にも慣れ、胡同のある場所に引っ越し、7年住んでいます。「なぜ好きか」については、私自身も最近ずっと考えています。マンションに住んでいる時は、隣の家の子供の遊ぶ声が聞こえたり、料理の匂いが漂ってきて、自分の生活が邪魔されていると感じて、いやでした。今は、隣の人も私と同年代で、子供が二人います。一つの敷地を一緒に使っていて、普段もよく顔を合わせますが、自分の生活を邪魔されているとは感じず、逆にとても居心地がいいです。これが比較的大きな違い。実際には、多くの人の生活は重なり合っているものです。生活の中で、触れ合ったり、交流したりすることが必要です。多くの新しい住宅は、その空間を、壁で完全に隔ててしまっています。胡同での生活は本当に心地が良いです。

「人民網日本語版」2015年10月13日

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