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「花見経済」発展の潜在力はどれほどのものか
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· 2021-04-16 · ソース:人民網 |
タグ: 花見;産業;経済 | 印刷 |
北京市の玉淵潭公園では桜アイスクリームがネットの人気商品になり、北京植物園ではグッズショップの押し花のしおりやドライフラワーのペンダントなどのクリエイティブグッズに自然の息吹が込められ、桜の名所として有名な湖北省武漢市の東湖桜園では、桜柄のスカーフや桜の石けんなどの商品デザインに古代の楚の文化が取り入れられている。
重慶市潼南区では、小さな菜の花が潼南観光産業の大発展をけん引している。現地では遊覧船、小型の列車、ヘリコプターの観光プログラムを融合させ、水陸空が一体となった娯楽プログラムを打ち出し、観光客がさまざまな方向性から菜の花を楽しめるようにしている。
3月初め、北京は「花の咲く日々——北京をそぞろ歩いて花を楽しみ建築を学ぶテーマ観光」と銘打った花見ツアー12路線を打ち出し、春の花の観賞と古い建築物巡りのツアーを結びつけた。広東省広州市では、各郷・鎮が花見スポットを連携させてルート化することに積極的で、見所の多い農村観光の大型ルートが打ち出された。
こうしたことからわかるのは、各地域の「花見経済」には、持続的にチェーンの構築、延長、補強、強化を行い、合理的で充実した産業チェーンの構築を通じて、「花見経済」が安定的な長期的発展を遂げるようにする必要があるということだ。どんなよい製品も、芸術的な美しさ、実用的な価値、文化の香りを備えている必要がある。「花見経済」の商品もこれと同じだ。そのためには、関係各方面がイノベーションに力を入れ、花関連商品のオリジナルな要素を増やし、「花見経済」の中に文化的要素をより多く取り込むことが必要だ。
科学技術による展開 パーソナル体験を向上させる
花見のシーズンが到来すると、観光経済にさまざまな好材料がもたらされるが、短期間に大勢の観光客が押し寄せるため、都市の観光施設にとってはより高い要求が突きつけられることにもなる。美団研究院が最近発表した調査研究報告書「ネット人気スポットのネット評価、発展トレンド、発展対策」も、よりポテンシャルが大きいのは、環境が優れ、価格が適切で、交通の便がよい景勝地だとの見方を示した。
中国商業経済学会の宋向清副会長は、「各地の『花をめぐる経済』を大きく、強く、活力あるものにしたいなら、市場化された手法をできるだけ採用するべきだ。伝統や規模だけでなく、産業と市場の支えも必要であり、都市農村の自覚的発展が内包する内在的な活力や原動力を絶えず向上させていくべきだ」と提起した。
前出の王氏は、「各地が『花をめぐる経済』を活性化させたいなら、インフラ建設などの関連サービスに多くの力を真剣に注ぎ、さまざまな『花祭り』の産業チェーンを長く伸ばして、『花祭り』を各地で花開かせるとともに、実を結ぶようにし、四季を通じて常に旺盛なパワーを示すようにするべきだ」と提起した。
江南大学設計学院の朱蓉教授は、「スマート観光地の構築により、関連サービスの整備が実現できるかもしれない。ビッグデータを革新的に運用することが、未来の観光地の計画・発展のトレンドになるだろう」との見方を示した。(人民網日本語版論説員)
「人民網日本語版」2021年4月16日
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