急速に注目を集めている新たな国産品

データによれば、中国ブランドに対する消費者の注目度はここ１０年間で３８％から７０％にまで上昇している。そのため、関係者は新型肺炎が中国ブランドに対する人々の認知度と需要をより高め、国内の循環という政策の導きや生産資源の傾斜も国産品ブームのために新たなチャンスをもたらしたと考えている。

インターネット時代における国産品の消費を語る上では、ほかにも無視できない重要な要素がある。それは、現在消費の主役となっている「９０後」などの若者層だ。消費の過程で、若者世代はオリジナリティや相互のコミュニケーションを好む。ニーズに狙いを定めて絶えず新商品を売り出し、常に若者にとって身近なブランドは、往々にしてＳＮＳでシェアされたり、おすすめされたりして、すぐさま超人気商品となる。

新たなブランドがファンを集めたとしても、心配がまったくないとは限らない。研究によれば、ある同じカテゴリーの品物を消費する際、若い消費者は異なるブランドをいろいろ試してみたいと思い、１つのブランドを何度も購入しない。

新たな国産品は若い消費者に追いつき、この時代の消費市場の変革に後れを取らない必要があると専門家は述べている。消費のニーズに対するきめ細かな洞察を通じ、高品質かつコストパフォーマンスの高い製品で消費者の支持を勝ち取ることによって、ブランドそのものの中核となる競争力は高まる。

「北京週報日本語版」2021年1月15日