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中国の第13次五カ年計画は世界経済に対してどのような意味を持つのか?
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顧清揚 · 2020-10-30 · ソース:北京週報 |
タグ: 五カ年計画;世界経済;経済 | 印刷 |
国内と海外の2つの経済循環による新たな発展局面の構築
第13次五カ年計画期間中、中国は経済構造の調整と成長方式の転換の面でも顕著な成果を上げている。経済成長に対する純輸出の寄与は徐々に減り、内需の牽引作用は明らかに強まっている。2019年の経済成長に対する内需の寄与率は89%で、再び経済成長における最大の牽引要素となった。今年6月、中国は国内と海外の2つの経済循環による新たな発展局面に舵を切った。この新たな戦略は国内外の比較優位に変化が生じている状況下で、中国がより高水準かつ質の高い開放を追い求めた結果であり、自主的な戦略上の選択だ。
第13次五カ年計画期間中、中国の経済発展の外部環境は根本的な変化が生じ、反グローバリズムや貿易戦争、デカップリング論の脅威と試練に直面し、これらの要素は中国の新たな発展局面に向けた転換を加速させた。
今年、新型肺炎は中国およびグローバル経済に深刻なダメージを与え、世界の主要経済体はほぼ同時に低迷期に入った。幸いなことに、中国はこの史上まれな危機を有効に抑え込み、力強い執行力を示した。現在、多くの国際機関は中国が今年プラス成長を達成する唯一の主要経済体になると考えている。中国が速やかに苦境から脱することは、世界経済の回復にとってプラスとなる。世界第2位の輸入大国として、中国の国内需要の増加は国際貿易ルートを通じて世界の需要を高め、新型肺炎の流行期間中におけるグローバル経済の回復を促し、グローバル経済を支える重要な役割を果たす。
(顧清揚 シンガポール国立大学リー・クァンユー公共政策学院副教授)
「北京週報日本語版」2020年10月30日
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