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中国の第13次五カ年計画は世界経済に対してどのような意味を持つのか?
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顧清揚 · 2020-10-30 · ソース:北京週報 |
タグ: 五カ年計画;世界経済;経済 | 印刷 |
今年は中国の第13次五カ年計画(2016年~2020年)の締めくくりの年だ。総じて言うと、この期間は中国経済が質の高い発展を実現する重要な段階であり、経済運営は総体的に安定し、経済構造はより最適化され、世界経済に大きな影響をもたらした。
世界の経済成長におけるメインエンジンとなった中国
第13次五カ年計画期間中、グローバル経済を後押しする中国の役割はますます大きくなり、世界の経済成長に目覚しい貢献を果たした。中国の2015年の1人当たり国内総生産(GDP)は8000ドルに満たなかったが、2019年には1万ドルに達し、そのことによって世界の中高所得者人口は30億人に達した。
中国のGDPは2015年の10兆9000億ドルから2019年の14兆4000億ドルに増え、2019年の世界全体のGDPに占める割合は16.4%と、2015年に比べて1.6ポイント増加した。
2019年、世界の経済成長に対する中国の寄与率は30%を上回り、2015年に比べて5ポイント上昇した。ある研究によれば、中国は新型コロナウイルス感染症の抑え込みに成功したことにより、最も早く経済が回復に転じ、2020年の世界の経済成長に対する中国の寄与率は過去の水準を大きく上回る見込みだ。
新たな形のグローバル化のために果たした貢献
近年、保護貿易主義の傾向がますます強まり、グローバル化は後退の危機にさらされ、世界の経済協力は極めて大きな不確定性と試練に直面している。第13次五カ年計画期間中、中国は引き続き経済の開放を堅持し、積極的に国際的な経済協力に参加し、グローバル経済の循環のために力強い原動力をもたらしている。また、中国国際輸入博覧会、国際定期貨物列車「中欧班列」、21カ所の自由貿易試験区、海南自由貿易港などの国際貿易プラットフォームは、国際貿易を効果的に促進している。
中国は近年生じている反グローバリズムとポピュリズムの流れを長期的な観点から見ており、開放を拡大する意志およびあらゆる国と交流をする姿勢を堅持している。例えば、「一帯一路」建設は新たな形のグローバル化を推進する重要なプラットフォームとなっている。第13次五カ年計画期間中、中国は「一帯一路」国際協力サミットフォーラムを2度成功裏に開催し、138の国・地域および30の国際組織と200件の「一帯一路」協力文書に調印し、2000件を超える協力プロジェクトを共同で展開している。
中国は第13次五カ年計画期間中、地域経済協力も積極的に展開しており、より緊密な地域の産業チェーンとサプライチェーンの整合を行っている。中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の「10プラス1」、北東アジア経済協力、西部地域からの陸海新ルート建設などはいずれも国際的な地域協力を促進する重要な枠組みであり、手段だ。ASEANは昨年、アメリカを抜いて中国にとって世界第2位の貿易パートナーとなった。現在の統計から判断すると、今年ASEANはEUを抜いて、最大の貿易パートナーになると見込まれる。
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