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ダブル11が始まる!感染症後最大のショッピングシーズンの中身とは?
  ·   2020-10-23  ·  ソース:人民網
タグ: ダブル11;EC;経済
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天猫(Tmall)は20日に上海で、「(11月11日に行われる)年に一度のショッピングイベント『ダブル11』が10月21日にプレセールをスタートした」と発表した。2009年に第1回が行われてからこれまでで、今年は最も長いセール期間になる。25万のブランド、500万社を超えるオンラインとオフラインの業者がこぞって参加し、ポスト新型コロナウイルス感染症時代の大規模な世界的消費イベントを迎えた。ダブル11がついに始まった。今年はどんな新しい変化があるだろうか。

プレセールがさらに前倒しに 取り引き規模が記録更新

淘宝(タオバオ)傘下の天猫は20日、今年の天猫ダブル11がスタートすると宣言し、21日にプレセールを開始した。淘宝と天猫の蒋凡社長は、「今年のダブル11は特別だ。感染症後の最大のショッピングシーズンとして、国内需要の爆発的増加を極めて大々的に喚起するだろう。昨年と比較して、今年のダブル11はさらに3億人の消費者を呼び込み、合わせて8億人の消費者が参加することになる」と予測している。

今年のダブル11にみられる最大の変化は、買い物のタイミングが2回あることで、1回目は11月1-3日、11月11日が2回目になる。消費者にしてみれば、例年より買い物できる日が3日増えた上に、プレセールで予約した商品の残金を11月1日に払えば、例年より10日早く商品が手に入ることになる。

今年の天猫ダブル11の規模は過去最高を更新した。25万のブランド、500万社の業者が参加し、その中にはオフラインの業者200万社あまりも含まれる。セールの対象になる商品は1400万種類に達し、昨年の1.4倍だ。

ライブコマースが後押し プレセール初日に李佳■(王へんに奇)と薇▼(女へんに亜)のライブコマース予約金が157億円に

21日、天猫ダブル11のプレセールが始まって10分で、淘宝のライブコマースで行われた取引の金額はすでに昨年の1日分を上回り、4倍に増えた。特に化粧品では、ライブコマース開始から1時間で取引額が1億元(1元は約15.7円)を超えた商品が12種類あった。

今年のダブル11には、淘宝でライブコマースを行った2人のトップレベルパーソナリティの李佳■と薇▼に再び注目が集まった。データによると、21日未明2時頃、李佳■の視聴者は約1億6千万人に上り、薇▼の視聴者は約1億4千万人に上った。膨大な数の視聴者を抱え、二人のライブコマースの取引額は非常に大きなものになった。どちらも具体的な取引額を明らかにしていないが、データの分析によれば、支払われた予約金は合わせて10億元(約157億円)を超えたという。

別のEC大手の京東も負けておらず、21日にプレセールを開始した。京東は先に、「ダブル11の期間には、300人を超えるスターがライブコマースの放送室に入り、社長自ら行うライブコマースが500回以上あり、ブランド企業に最良の売り場を提供する」と発表した。

日本、韓国、タイ……国際ブランドが競って参入

現在のような世界中で感染症の厳しい状態が続く中、他国に先駆けて回復を果たした中国市場に世界中の注目が集まり、国際ブランドの中国市場参入への意欲がかつてない高まりをみせる。

今年、天猫国際(Tmallグローバル)には世界84ヶ国から輸入ブランド2万6千あまりが集結し、このうち2600あまりのブランドは今回がダブル11への初参加になり、中国の消費者に120万種類の新製品を提供する。

世界的な感染症の流行で海外旅行ができなくなったため、これまで中国の消費者が海外でよく買い物に行っていたドラッグストア、デパート、免税店がそろってダブル11に参戦した。日本最大の免税店チェーンのラオックス、タイの免税店キングパワー、日本のドラッグストアのマツモトキヨシ、オーストラリアの化粧品セレクトショップのメッカ、フィンランドのスーパーチェーンのケスコ、ドイツの大手スーパーのアルディとメトロ、アイルランドの小売グループのマスグレイヴなど100以上の売り場があり、オフラインで取り扱う商品2万種類を同時に販売する。

先週には日本最大の化粧品口コミサイトのアットコスメも参戦し、日本市場で今、最もトレンディな50種類の商品をひっさげて登場した。このほか、ダブル11期間には女性の間で今最も人気がある日本発化粧品ブランドの商品100種類を導入するという。

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