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馬雲氏と孫正義氏が互いに取締役を退任 背後には何が?
  ·   2020-06-29  ·  ソース:人民網
タグ: 投資;アリババ;経済
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その後の時の流れが証明するように、当時まだ創業初期だったアリババへの2千万ドルの投資は、ソフトバンクにとってテクノロジー企業に対する最も成功した賭けになった。

ソフトバンクは00年の2千万ドルに続き、04年にもアリババに4千万ドルの追加投資を行い、アリババ株の28%以上を保有した。05年10月、孫氏はアリババの取締役になり、07年5月には、馬雲氏にソフトバンクグループの10人目の取締役に就任し、重大な案件についての決定に参加するよう求めた。馬氏はこれまでソフトバンク取締役会で13年にわたり取締役を務め、孫氏はアリババの取締役会で15年間取締役を務めた。

投資失敗でソフトバンクが巨額の損失 アリババ株売却で「穴埋め」昨年12月6日に行われた2019年東京フォーラムで、馬氏は孫氏について、「おそらく世界の投資家の中で最もガッツがある。彼ほど勇気がある人はそうたくさんいない」と評価し、孫氏はこれを受けて、「確かに人よりガッツはあるかも。ガッツが損を生むこともあるけれど」と述べた。

アリババ株は現在、ソフトバンクが保有する資産の中で引き続き最も価値があるものだ。孫氏はこれまで1度ならず外に向かって、「できるだけ長くアリババ株を持ち続ける」と述べてきた。今年6月25日に行われたソフトバンクグループの今年の株主総会でも、孫氏は変わりなく、「ソフトバンクはできるだけ長くアリババ株を持ち続ける」と述べた。

実際には、ソフトバンクは16年からアリババ株を少しずつ売却している。今年3月23日には、410億ドル分の資産を売却すると突然発表し、その中には時価総額140億ドル分のアリババ株も含まれていた。

外部からは、巨額の損失がソフトバンクがこのほどアリババ株を売却し、孫氏がアリババの取締役を退任した直接の原因とみられている。

孫氏はここ数年、シェアオフィス事業のウィーワークと配車アプリのウーバーへの投資を続け、両社の経営難でソフトバンクの損失がふくれあがったことから、孫氏の手腕を疑う声が出ていた。

アリババ以外にソフトバンクが大量に保有する優良資産にT-モバイル株がある。T-モバイルは米国3位の通信会社で、時価総額は1250億ドルを超える。資金を調達するため、ソフトバンクは保有する時価総額200億ドル分のT-モバイル株も売却しようとしている。

今年3月31日までの19年度に、ソフトバンクのベンチャー投資部門ビジョンファンドは170億ドルの損失を計上した。

ロイター通信の報道では、ビジョンファンドは今年3月末までに、スタートアップ企業88社に計750億ドルを投資したが、投資先企業の時価総額は696億ドルにとどまる。

ウーバーとウィーワークへの投資だけでも、ソフトバンクの損失は100億ドルに迫るという。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年6月29日

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