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操業再開を加速させる新エネルギー車企業 新型肺炎対策下で切り開いた問題解決の道とは
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本誌記者・金知暁 · 2020-04-23 · ソース:北京週報 |
タグ: 新エネルギー車;新型肺炎;経済 | 印刷 |
また、北汽新能源は各サプライヤーに対して積極的に防疫物資を提供し、安全な操業再開に関する経験を伝え、資金繰りに窮しているサプライヤーに対しては売掛金を繰り上げて支払い、サプライヤーの資金面での圧力を緩和した。
このことからわかるように、中核部品の中国国内での生産を概ね実現していたことは、北汽新能源のような自動車メーカーが迅速に生産を回復できた要因だ。輸入の必要があるごく一部の部品についても、多くのサプライヤーは感染発生の初期段階において、比較的充分な在庫を蓄えていた。
「現在、北汽新能源のサプライヤーの操業再開率が97%にまで達し、全体的な供給生産能力は98%にまで回復し、各生産拠点における生産上の秩序も前年同期の水準に戻った。最初に操業再開した拠点の一つとして、黄驊生産拠点は第1四半期の規定の生産任務を成し遂げただけでなく、生産スケジュールを調整して設備の稼動率を高めることによって、他の企業の代理生産をしている」と張部長は述べた。
技術は新エネルギー車の質の高い発展を支え、後押しする核心的要素だ。車用電池、電子駆動、電子制御、スマート化、インターネット化など要となる技術が業界トップクラスであるからこそ、北汽新能源は感染対策期間中にもかかわらず、自主技術の研究開発とサプライチェーンにおける踏み込んだ協力を保つことができた。また、国内外にいる研究開発スタッフたちも感染対策をしっかり行うと同時に、期日通りに各種の研究開発とテストを完成させ、さらに感染対策期間中に生じた消費者の特殊なニーズに応え、次世代の高効率な空気浄化システムを用いた自動車用エアフィルターを打ち出した。
感染対策期間中、内蒙古自治区牙克石(ヤクシ)市にある試験場で業務再開に向けて準備作業を行う北汽新能源衛藍山鷹チームのメンバーたち(写真=北汽新能源提供)
中国人民大学重陽金融研究院の劉英研究員は「中国は世界最大の自動車及び新エネルギー車の生産国・消費国であり、世界で最も規模が大きく、種類が最も揃っており、裾野が最も広い製造業システムを有している。さらに、中国の労働力の素質は絶えず向上しており、新エネルギー車の中核技術も世界をリードする地位を占めている」と分析し、「新型肺炎は新エネルギー車業界に一定の影響をもたらしたが、長期的な右肩上がりの発展傾向は変わらない」と語った。
また、一連の政策による効果は今後さらに新エネルギー車メーカーにメリットをもたらすだろう。このほど、中国政府は今年の年末まで有効だった新エネルギー車購入の優遇政策を2年延長し、新エネルギー車の充電ポールの建設にも引き続き力を入れていくと発表した。新エネルギー車メーカーが全面的な操業再開を実現した後、販売量についても急速な回復が期待される。
「北京週報日本語版」2020年4月23日
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