絶えずビジネス環境を最適化するために、海口総合保税区はエリア内の企業に対する増値税の一般納税者資格の付与、越境ＥＣのオンライン・オフラインの融合など５項目の制度革新措置を打ち出している。現在、海口総合保税区の越境ＥＣ産業園は引き続き発展しており、２０１９年の越境ＥＣによる海口総合保税区外への売上高は６１６３万元を超えた。

ここ２年、海南省は深海科学、熱帯の特色を生かした高効率の農業、宇宙科学の研究開発などの分野におけるテクノロジーの革新に狙いを定めて注力しており、イノベーション型企業の誘致と育成、重点プラットフォームの構築、要となる分野の難関攻略を加速させ、自主イノベーション能力を着実に向上させている。先駆的な国際科学技術協力プロジェクト、設備と素材の越境流通円滑化メカニズムはそのことを表す事例だ。一連の新たな措置は海南省におけるイノベーションの活力を充分に発揮させた。昨年、海南省のハイテク企業は５６６社に増え、前年同期比で４８.６％増となった。

人材誘致――革新と起業の「遺伝子」の活性化

ここ２年、海南省は自由貿易試験区・港の建設の過程で、積極的に人材誘致を行ってきた。

プロジェクトは自由貿易試験区・港の建設の強力なエンジンだ。改革開放と現代化建設の前衛基地として、海南省は良好な発展環境の醸成を足がかりとし、誘致と資本導入を力強く推進し、発展の新たな動力源の集積を加速させるよう堅持する。自由貿易試験区で大々的な誘致を展開し、フォーチュン・グローバル５００に名を連ねる企業、中央企業、業界ごとのリーディングカンパニー、有名なサービス機構などを全力で誘致する。的を射た企業誘致、訪問による企業誘致、ワンツーワンでの企業誘致などさまざまな方式を運用し、ピンポイントで質の高い市場主体を誘致する。海南国際経済発展局が成立し、重要な企業誘致活動の開催と重点的な企業誘致プロジェクトにおいてプラスの役割を発揮する……より多くのプロジェクトが成果を生むにつれ、海南自由貿易試験区・港の産業発展の先行きはますます期待が高まっていく。

３月３１日、海南省は２０２０年初となる３万人の求人を打ち出し、各種の人材が海南省で夢を実現できるチャンスを提供した。

ここ２年、海南省はより積極的で、より開放的で、より効果的な人材政策を実施し、現地の人材育成を強化すると同時に、必要とされる各種人材の誘致にも力を入れ、海南自由貿易試験区・港に人材面での力強いサポートをもたらしている。 

「北京週報日本語版」2020年4月16日