そのほか、マスクや防護用品企業なども急速に営業を再開している。全国の医療用物資企業についての７２４５万件の関連データの分析によれば、２月１２日までに全体的な従業員の職場復帰率は４５．８３％に達した。

これらの先行者が払った努力により、良い知らせがついに伝えられた。工業情報化部の最新データによれば、医療用防護服の１日当たりの生産量は１月２８日の９７００着から急速に増え、２月１３日には９万３９００着となった。

より活発化するオンラインの世界

多くのインターネット企業について言うならば、この度の事態に際し、営業再開どころかそもそも業務をストップしていない。アリババの１０００万件以上のデータによれば、２月に毎日３万人を超える人々が淘宝（タオバオ）で新たに店を開いている。ここ半月、淘宝のライブ配信で新たに開かれたライブ配信アカウントの数は前年同期比で倍増している。

インターネット医療企業も新型肺炎との戦いに遠隔参加している。大手オンライン医療サービス・微医のデータによれば、２月１４日までに３万２９７８人の医者がオンラインで延べ１２９万６０００人に医療相談サービスを提供した。

そればかりか、従来型の企業も続々とオンラインに戦いの場を移している。銀泰百貨に属する１０００人以上のショッピングアドバイザーは３日間で１０００以上の淘宝のライブ配信アカウントを開き、１０００万元近い売上額を叩き出した。

新型肺炎との戦いと仕事の再開　どちらも疎かにしてはならない

仕事の再開が正常な軌道に進むと同時に、新型肺炎の防止・コントロールでも良い知らせが伝えられた。２月１８日の最新データによれば、湖北省以外の地域で新たに増えた症例は１４日連続で減っている。これは多くの地域で仕事の再開が始まって以降、大規模な感染拡大が起きていないことを意味している。

目下、仕事の再開を順調に進めるために、それぞれの地域や企業はさまざまな手段を講じ、新型肺炎の防止・コントロールを着実かつ緻密に行うよう全力で努力している。現在、既に営業を再開した企業の大半が隔離、消毒、マスクの着用、体温測定、こまめな手洗いなどを取り入れている目的はただ一つ、感染をゼロにし、生産を促進することだ。これらの措置の着実な実施は営業再開のリズムをますます早め、経済の活力をより強化する。

仕事再開の１週目で、中国経済は徐々に体力を取り戻し始めている。新型肺炎の防止・コントロールの情勢が絶えず好転するに従い、中国経済が正常な軌道に戻る歩みもより早くなる。

「北京週報日本語版」2020年2月18日