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人間の仕事をロボットが奪う時代が到来か?
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· 2019-08-28 · ソース:人民網 |
タグ: ロボット;仕事;経済 | 印刷 |
ロボットができることも多くなっているが、たくさんの職業をロボットに奪われるという時代はすぐには来ないだろうと考えている人がいるかもしれないが、2019世界ロボット大会を見学すると、それは間違いであると感じるようになるかもしれない。中国青年報が伝えた。
人間の仕事をロボットが奪ってしまう時代到来?
「スピーチを始める前に、マイクをロボットに渡します」。
同大会のメインフォーラムのスピーチゲストであるマッキンゼー・アンド・カンパニーシニア・パートナーで、アジア・オペレーション業務、アジアIoT グループを共同指揮するKarel Eloot氏は、そう述べてから、ロボットUMIがイタリアのあるオペラ劇場で楽隊の指揮をする動画を流した。そのロボットの動きはとてもなめらかで自然だった。「ロボットテクノロジーと産業は日に日に成熟している」とKarel Eloot氏。
工業ロボット展示ブースでは、コーヒーを飲みながら、美しい音楽を聞くことができる。その後ろで音楽を演奏しているのがロボットバンドだ。
普通の警備の仕事なら、その一部をロボットに「取られてしまう」日も近いかもしれない。ロボット大会の会場では、中国の運搬ロケット技術研究院第12研究所のスマート警備ロボットがあれば、優必選(UBTECH)のスマート点検パトロールロボット・安巡士(ATRIS)も展示されている。
スマート点検・パトロールロボットの会場の責任者によると、ATRISには、人間より優れているところがたくさんある。例えば、「疲れ知らず」で、「24時間勤務」が可能だ。「完全に人の代わりに仕事をするということはできないが、人間の負担を軽くしてくれる」。
テクノロジーの進歩は目覚ましいにもかかわらず、同責任者によると、この人間とロボットがコラボするというパターンは、依然として「特化型人工知能(Narrow AI)」の範囲に過ぎず、「ロボットの機能は、一つのことに特化しているものの、泛用性は人には及ばない。例えば、人の警備員は、道案内なども臨機応変にこなすことができる。しかし、そのような指令がインプットされていないロボットにはそれができない」と指摘。「テクノロジーの進歩には時間が必要で、『特化型人工知能』の人間とロボットがコラボするというパターンが今後もしばらくは続くだろう」との見方を示す。
人間の安全性、利便性がより重要かもしれない
実際には、人間の仕事だけでなく、動物たちの「ペット」という立場も、本物そっくりの動物ロボットに奪われそうになっている。
大会の会場では、イヌロボット(正式名称「スマート四足ロボット」)が展示されていた。よくある人間型ロボットのようにローラーに頼って歩くのではなく、このロボットは4本の「鉄の足」で歩き、その外見はよりイヌのように見える。
このイヌロボットは、中国運搬ロケット技術研究院総体設計部が開発した。技術者である李強氏は取材に対して、「このイヌロボットは最大5キロの物を背負うことができ、地震や土石流などの自然災害が発生した際、危険で人が入ることができない場所でも、入って行くことができ、複雑で危険な救援活動を行うことができる。また、ロケット発射場のモニタリングなども行うことができる」と説明する。
「危険なことは、ロボットにしてもらう」というのが、特殊ロボット展示ブースでよりよく現れている。
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