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夜勤族「ビッグデータ」調査 95後の6割が夜勤の仕事を経験
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· 2016-11-16 |
タグ: 仕事;夜勤族;社会 | 印刷 |
オンライン・モバイル広告を手がける赶集網がこのほど発表した「夜勤族」をめぐるビッグデータ調査の結果、「95後(1995年以降生まれ)」の6割が、夜勤の仕事に就いた経験があることが判明した。夜勤の仕事は高報酬ではあるが、生活が不規則になり、友達を作りにくいのが最大の悩みのようだ。揚子晩報が伝えた。
調査結果の概要は次の通り。
「95後」の若いブルーカラーのうち、「夜勤の仕事をしたことがある」人は65%に達し、3割近くが「無睡眠族」、つまり、完全な徹夜勤務をした経験があった。「夜勤族」の最大の特徴は、「生活が不規則」なことだ。「夜勤族」は総じて、「夜中に起きていることで身体の状態はだんだんと悪くなってくる。食事をとる時間や回数も、どんどんと正常ではなくなり、日常生活のリズムが完全に破壊される」という特徴がある。夜勤の仕事が終わったあと、「ただひたすら眠ることで昼間の時間が過ぎてしまう」と答えた若者は62.07%に上った。このほか、「オンラインゲームや他の娯楽で遊ぶ」人は10%だったほか、「ほとんど休みをとらず、昼間も別の仕事をしている」と答えた若者も約10%いた
だが、これらの「夜勤族」が昼間に外出して友人と集まる機会はほぼ皆無だ。社交生活が乏しいことは、「夜勤族」の2番目の特徴と言えるだろう。「寂しさは我慢できても、友人付き合いは続けられない」―夜勤族は、日常生活が昼夜逆転していることから、昔からの友人がいても、会う機会がどんどん減ってしまい、友人との「頻繁なお付き合い」が続けられなくなり、生活もそれにつれて単調になってしまう。
前向きでポジティブな「夜勤族」は、夜勤の仕事にプラスの影響を見出している。26.55%が、「仕事をしている人が少なく、静かな仕事環境において、寂しさに打ち勝ち、仕事に集中することを学べた。また、自分自身の力で物事を処理する能力を鍛えることができ、自分自身の総合的な素養を高めることができた」と感じている。34.48%は、「夜勤は報酬が多い分、より多く貯蓄することができる。クオリティの高い、物質的な生活を送る基盤をより早く築くことができる」としている。このほか、「夜勤は、ラッシュに巻き込まれず通勤時間を節約できるので、時間を効率的に使える」と感じている人は17.93%だった。
福利厚生の待遇から見て、「夜勤手当が出る」と答えた人は半数近くに上った。「夜勤従事者には夜食が無料で提供される」とした人は24.05%。職種やポストによって差はあるが、「夜勤従事者には振替休日を取得することが可能で、時によっては連続した休日が取得できる」と答えた人は26.32%に達した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年11月15日
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