浙江省温州市のある姉妹は、2人して大学在学中に旅の魅力にとりつかれた。2014年初め、姉妹は突然一緒に旅行しようと思い立ち、辞職して世界旅行へと旅立つことに。4月10日、温州楽清柳市の80年代生まれの姉妹である芊語さんと愛沅さんは上海からタイへと旅立ち、彼女たちの世界旅行の最初の目的地である東南アジアへ向かった。彼女たちは3ヶ月をかけて、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、インド、ネパール、マレーシア、シンガポールとインドネシアなど9ヵ国をめぐる計画だ。中国青年網が伝えた。

姉妹は二人とも家族が経営する会社で働いており、姉の芊語さんはピアノ教師のアルバイトもしている。今回の辞職に関し、姉妹は家族の理解を得られなかったという。「一人ずつ順番に家族に旅行に行きたいという決心を話して、旅行中の安全性や確実な点を説明して、ようやく辞職が認められた」のだという。

これらの国の一部は中国でも治安が悪いと言われているが、姉妹は気にした様子もない。「治安の悪い地域にも行ったことがあるが、十分に安全に気配りしていれば、無事に帰ってくることができる」と語り、芊語さんは「笑顔と誠実さを持ち続ける限り、自分を守ることができる」と話す。

姉は文章を書くことに長けているので、記録を担当し、妹は計画を立てるのが得意なので、ルート手配を担当している。移動中、最適な体調を保ち続けるため、出発までの間、姉妹はランニングや水泳を続けたそうだ。

「ある年齢になると、疑いを持ち始めたり、迷ったりするけれど、決して後悔はしない」と語る姉妹は、若い頃の欲望や憧れを胸に勇敢にも旅立った。旅の終着点はもしかしたら遥か彼方の南極や北極かもしれない。（編集TG）

「人民網日本語版」2016年4月13日