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中国はもうすぐ5連休、地元旅行とクラウド旅行が今年のトレンド
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· 2020-04-30 · ソース:人民網 |
タグ: 旅行;クラウド;社会 | 印刷 |
中国では今年、メーデーに合わせて5月1日から5日が5連休となり、新型コロナウイルス感染拡大が収束に向かい始めてから、初めての大型連休となる。新型コロナウイルスの感染流行で漂っていた暗雲も少しずつ好転し、中国の観光業は回復の足並みを加速させている。O2Oプラットフォーム大手・美団の試算では、現時点で中国全土の景勝地の営業再開率は78.3%に達しており、勢いよく回復していることが分かる。また、中国全土の宿泊業者の営業再開率は76.4%と、清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)に合わせた3連休の時よりも5.4%上昇した。省別の宿泊業者の営業再開率トップ10は、上から順に、西蔵(チベット)自治区、青海省、浙江省、安徽省、甘粛省、貴州省、江蘇省、広西壮(チワン)族自治区、寧夏回族自治区、四川省となっている。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
地元の人が地元を旅行
「2020メーデー5連休観光消費新動向ビッグデータ報告」によると、5連休中、約9000万人が旅行に出かける見込みで、清明節3連休の4325万4000人と比べると、2倍以上に増加している。ネットユーザーは、5連休について、「埋め合わせ消費」、「リベンジ旅行」の始まりだとの声を上げている。
ただ、近場に出かける人が多く、「地元の人が地元を旅行」が主流になっているようだ。美団の試算では、5連休中は地元旅行や省内旅行がメインで、地元旅行の割合が全体の6割合以上、省内旅行が全体の約9割を占め、昨年同期比で約20ポイント上昇しそうだ。北京・天津・河北省、長江デルタ、珠江デルタの人々が、真っ先に旅行をスタートさせ、おいしいものを食べ、遊ぶのが大好きな成都や重慶の人々も5連休の旅行の主力となっている。
またドライブ旅行が大人気となっており、中国旅游(観光)研究院と旅行サイト・携程旅游のビッグデータ聯合実験室が実施した「中国人のアフターコロナの観光意欲」調査の結果によると、旅行の交通手段で、「車」を選んだ回答者が最多で41%。以下、高速鉄道29%、バス16%、飛行機14%と続いた。「中国国内レンタカードライブ旅行復興報告」によると、あるレンタカー会社の予約数は前年同期比で70%に達しており、5連休中にレンタカードライブ旅行のピークとなりそうだ。
じっくり体験やレジャーのニーズに的を絞った旅行商品がより注目を集めている。景勝地の入場者数が大きく制限され、ほとんどの景勝地では、大混雑が生じない一方で、屋外の観光スポットをメインとしたレジャー旅行やじっくり体験型旅行が特に人気となっているというのが、今年の5連休の特徴だ。例えば、ピクニック、キャンプ、ハイキング、キャンプカー、バンジージャンプ、山登りなど、屋外旅行関連の検索ワードが大人気となっている。
その他、これまでは、「思い立ったらすぐに旅行」が人気だったものの、今年は「予約できない場合は出かけない」というのが新たな動きとなっている。統計によると、中国全土で営業を再開し、入場券をオンラインで予約できる景勝地は5000ヶ所以上で、連休2日目の5月2日の予約数が最多となっている。うち、広々としていて、身心ともにリラックスできる自然の美しい風景が広がる観光地が大人気となっている。
旅行予約プラットフォーム・飛猪の統計によると、5連休中近場旅行で人気の都市トップ10は上から順に上海、杭州、成都、重慶、三亜、広州、深セン、西安、北京、昆明となっている。
自宅で遠い景勝地をじっくり楽しめる「クラウド観光」も人気
新型コロナウイルス感染が問題となる中、5連休中は「クラウド観光」も人気の「レジャー」の一つだ。各プラットホームの「クラウドライブ配信」を通して、自宅にいながら、遼寧省北鎮市のナシの花、神秘的世界が広がる青海省のチャカ塩湖、エベレストの風景などを楽しむことができる。
こうしたライブ配信を通して、観光地に「行く」ことができるほか、観光地をじっくりと楽しむこともできる。新インフラが推進されているのを背景に、5GやAR、VR、AIなどの技術の普及、応用がさらに進み、「クラウド観光」が観光客を呼び込む優れた手段となり、視聴者は遠い地をじっくりと観光することができるようになっている。
その他、ネットユーザーが最も注目する5連休の旅行関連の話題は、「新型コロナウイルス感染防止対策」だ。空き部屋マッチングサービスAirbnb(エアビーアンドビー)の調査によると、部屋の衛生・清潔度や消毒状況が、ユーザーの最大の関心事となっており、上昇率は97%と84%に達している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月29日
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