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世界トップ500社に名を連ねる中国企業が持続的増加
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· 2019-07-25 · ソース:北京週報 |
タグ: フォーチュン;企業;経済 | 印刷 |
アメリカの経済誌『フォーチュン』はこのほど、2019年版の世界企業番付「フォーチュン・グローバル500」を発表した。その中で中国企業の数は129社に達し、ランキング入りする中国企業が長年増え続けている。これは一部の国際メディアから「歴史的な変化」と考えられている。
ランキングによれば、順位の上昇が最も早い10社のうち、中国企業が6社を占め、持続的にランキング入りしている企業の中で、77社の中国企業が昨年に比べて順位を上げており、新たにランキング入りした企業のうち、中国企業は半数以上を占めている。その他、会社設立から最も短い期間で世界企業トップ500社にランキング入りしたのも中国企業だった。
世界レベルの大企業が中国で増えているのは、中国経済が日増しに力強さを増し、大きくなっていることの表れだ。近年来、中国の経済成長は相対的に高い水準を保ち、経済規模は絶えず拡大しており、その構造は持続的にモデルチェンジとアップグレードが進み、企業の発展に多くの新たなチャンスをもたらしている。同時に、行政の簡素化、減税・費用削減などといった一連の新たな措置は、中国のビジネス環境を絶えず改善し、市場のムードを日増しに活気づけている。
中国企業の総体的な力強い発展は、まさしく中国経済が安定の中で成長し、その見通しが明るいことの現れだ。
世界的な大企業の増加は、中国経済が競争力を持っているという一面も現している。今回世界企業トップ500社に入った中国企業の中には、華為(ファーウェイ)、格力(グリー・エレクトリック)、騰訊(テンセント)、蘇寧易購などといった多くの製造業企業やデジタル企業、イノベーション型企業が名を連ねている。これは近年来、中国の製造業が着実にレベルアップし、中国企業が人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などの分野で恐れることなく先へと進み、産業を跨いで融合する現象の縮図だ。
事実、現在電子商取引や卸売販売などの分野で、中国市場では海外の多国籍企業が競争力の低下により中国企業に敗れる事例が絶えず出現しており、これらの事例は今回のランキングの一部の変化を裏付けるものだ。
成果はむろん喜ばしいことだが、ランキングが映し出しているいくつかの問題も反省する必要がある。全体的に見て、中国企業は規模が大きいものの強さに欠けるという従来からの問題は未だに存在する。今回ランキング入りした世界企業トップ500社の平均利益は43億ドルだが、ランキング入りした中国企業の平均利益は35億ドルだ。しかも、ランキングの中から銀行を除くと、中国企業の利益水準はアメリカ企業の3分の1程度しかない。
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