５月８日、第２回デジタル中国構築成果展で来場者に製品を紹介するスタッフ

今日の世界でイノベーション発展の最先端に注目する時、デジタル化は既に世界全体の発展における最も強力な原動力の一つとなり、人々の生産・生活に大きな影響を及ぼしている。デジタル時代において、中国の経済社会もまた質の高い発展へと舵を切り、デジタル構築は重要な戦略的好機を迎えているのだ。 

２０１９年はデジタル中国構築が始まった年であり、５月６日から８日にかけて福建省福州市で開催された第２回デジタル中国構築サミットは過去１年のデジタル構築における新たな成果を表すものであり、未来の発展に対する新たな展望でもあり、さらには新たな技術応用に向けての新たな探求なのである。 

デジタル政府の加速、技術がもたらす体制・仕組みの新変革

デジタル中国の構築において、政府はマーケットに後れを取っていない。デジタル政府とは、政府が自分自身を変革しようとする歴史的試みである。デジタル技術を通じてインターネットと行政サービスの融合がより進み、行政簡素化と権限委譲、監督管理の強化、サービスの最適化の改革は全面的に深化し、政府のデジタル化転換を推し進める上で真の変化をもたらしている。

過去１年間、人々が満足するサービス型政府の構築を目標とする中で、政府の政策決定レベル、社会ガバナンス能力、公共サービスの効率の向上を重点として、デジタル政府の構築は華々しい成果を上げた。政府は情報の壁を打ち破り、サービス効率を向上させており、今や行政手続きのために何度も役所に出かける必要はなく、携帯やパソコンを使えば事が足りるという状況が既に現実のものとなっている。

デジタル工場が製造強国構築の新たな波をリードする

デジタル化は新たなエネルギーであり、伝統的な製造業を高度化させる原動力でもある。ビッグデータ、人工知能、モノのインターネット、工業インターネットなどの新技術をすべての生産・製造過程において運用し、デジタル化という手段を用いることが製品の研究開発と産業チェーンの高度化を推し進める。