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武田薬品が6兆8千億円でアイルランドのシャイアー買収 消化しきれるか?
  ·   2018-05-22  ·  ソース:
タグ: 武田薬品;買収;経済
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2つ目の課題は2つの企業、特に研究開発の力をいかに統合するかだ。海外メディアの報道によると、今回の買収により武田薬品の執行チームは、「2つの企業の研究開発チームを統合し、世界的に影響力を持つ研究開発連合に発展させたい」としている。武田薬品の研究開発責任者・アンディ・プランプ氏は、「研究開発の面の統合の準備はできている。今回の買収が大きな変革の機会だと信じていないのなら、当社は買収には乗り出さない。シャイアー買収は当社にとって戦略的意義があると信じている」との見方を示している。

3つ目の課題は、買収相手がもたらすリスクだ。例えば、内部管理がうまくいかなかったり、商品の売れ行きが思うほど伸びなかったりすることだ。これまでの日本の製薬会社が実施した海外企業の買収を見ると、成功例はほとんどなく、失敗したケースのほうが印象深い。例えば、08年、製薬会社・第一三共が46億ドルでインドの製薬会社・ランバクシー・ラボラトリーズを買収し、インドで過去最大の上場企業の海外企業による買収劇となった。しかし、買収完了後、インドにあるランバクシー・ラボラトリーズの複数の工場で品質管理の問題が立て続けに明るみになり、米国の食品医薬品局(FDA)は同社の薬品の輸入を禁止し、株価は大暴落となった。最終的に、その買収に失敗した第一三共はインドの製薬会社・ファーマシューティカル・インダストリーズにランバクシー株を売却している。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年5月21日

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