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中国は自由貿易を断固として守る
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蘭辛珍 · 2016-12-05 |
タグ: WTO;自由貿易;経済 | 印刷 |
2001年、中国は世界貿易機関(WTO)に加盟し、中国経済社会は世界に融け込む高度成長の道を歩み出した。15年にわたる中国のグローバル化の道のりを振り返って見ると、中国はグローバル化から利益を受けているだけでなく、世界経済発展にも貢献していることに気づく。
15年にわたる発展において、中国はWTOに加盟した際の約束を履行し、市場経済のルールの下で、WTO加盟国・地域と協力し、競争し合い、現代的市場経済の要求と基準に基づき、計画経済国から市場経済へと転換してきた。現在、中国の市場経済体制はWTO加盟国・地域から広範に認められ、約90のWTO加盟国・地域は中国が市場経済国であることを認めている。
15年にわたる発展において、中国は驚くべきスピードで世界2番目の経済体、第1の物品貿易国、第3の対外投資国、第2の外資導入国になり、世界経済の牽引者になっている。世界経済成長への中国の貢献率は15年前をはるかに上回っている。
15年にわたる発展において、国際資本は中国で大量の投資機会を得て、中国経済の高度成長の成果を分かち合った。それとともに、国際資本による先進的生産と管理の経験などは、中国の進歩を促進した。
中国が今日ほど世界と緊密につながったことはない。また世界経済成長への中国の貢献率がこれほど高かったこともない。
しかし、15年後の今日、グローバル化はその発祥の地である西側では難航している。欧州連合(EU)は中国のWTO加盟協定第15条の代わりに新たな貿易ルールを設けようとし、米国次期大統領のトランプ氏はWTO脱退を望むなど、西側の保護貿易主義が日ましに深刻化している。このような複雑な情勢の下、中国は自由貿易を守ることを明確にした。11月20日ペルーで行われたAPEC第24回非公式首脳会議で、習近平国家主席は断固として経済グローバル化のプロセスを導くことを約束した。そして中国は「一帯一路」(「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海のシルクロード」)やアジア投資銀行(AIIB)創設など、全面的に開放された実際の行動によって、この約束を実行している。
歴史が立証しているように、保護貿易主義に活路はない。グローバル化を基礎とするWTOルールを守り、それを整備するべきだ。中国はWTOに加盟して15年来、グローバル化から利益を受けてきた。今後の中国はさらに自由貿易を断固として守っていく存在になるだろう。
「北京週報日本語版」2016年12月5日
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