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中国、経営不振に陥る老舗企業 いかに「ゾンビ化」から脱出?
  ·   2016-10-17
タグ: 経営不振;老舗企業;経済
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 実際には、王麻子の問題は、多くの老舗企業が抱えているものと同じで、経営不振の老舗企業には一定の共通点がある。

中華老字号振興計画専門家委員会の主任委員を務める尹傑氏は、「現在、中国の老舗企業は▽体制と観念が時代遅れで、改革・イノベーションの妨げとなっている▽商品や技術が時代遅れで、企業価値が向上しない▽資金不足、人材の流失が原因で、発展の原動力が低下している▽現代ブランドの意識が薄く、ブランドのメリットを発揮できていない、といった4つの大きな問題を抱えている」と指摘している。

工業化時代である今、持ち味、大量生産、品質保証の3つの面で、いかにバランスを取るかが、老舗企業に共通の課題となっている。

尹氏は、「現在、多くの老舗企業が古いしきたりに従っており、ほとんどの老舗企業が現代的な企業制度を構築できていない。そのため、イノベーションして発展する原動力に欠けている。また、多様化や個性化などの市場のニーズに対応しているものの、工場での手作業で生産しているため、科学技術の要素や科学的な基準をそこに盛り込めず、生産効率が悪く、生産規模を拡大できないという老舗企業もある」とし、「その他、資金問題やブランド意識も老舗企業の発展を阻んでいる要素」と指摘している。

イノベーションがカギ 

今後、老舗企業はどのように束縛を解けば、羽ばたく蝶のように発展できるのだろう?

専門家は、商品、人材育成、株式の導入などの面でのイノベーションが、老舗企業再建のカギになるとの見方を示している。

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