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IMF、中国経済のリスク防御能力を積極的に評価
  ·   2016-10-08
タグ: IMF;リスク防御能力;経済
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米シンクタンクのピーターソン国際経済研究所と中国金融四十人フォーラム(CF40)は5日にワシントンで、中国の経済情勢と金融感覚に関するシンポジウムを開催した。IMFの張涛副専務理事は講演で「人民元の特別引出権(SDR)通貨バスケット入りは中国が引き続き通貨及び金融システムの改革を進めるうえで支えとなる。『通貨バスケット入り』は人民元の国際化プロセスにおける顕著な一歩であり、人民元が自由に使用できる通貨となることを意味する。『通貨バスケット入り』は中国の通貨、為替、金融システム改革推進の支えとなり、中国が国際金融業に一層融合する助けとなる」と指摘した。

ピーターソン国際経済研究所名誉所長、シニア・フェローのバーグステン氏は「人民元の『通貨バスケット入り』は歴史的な出来事であり、世界の経済大国としての中国の台頭を構成する重要な一部だ。世界経済と通貨制度のリーダーの1つとして、中国が一層の国際的責任を担おうとしていることも示しており、通貨制度多様化の変遷にとって積極的な意義を持つ」と指摘した。

バーグステン氏によると、人民元は通貨発行国が国際通貨としての地位を提唱し、積極的に追求した初めての通貨だろう。過去、一部の準備通貨発行国政府は自国通貨が余りに大きな世界的役割を発揮することを望まないことがあった。だが中国は責任と秩序ある方法で人民元の国際的役割を追求している。人民元の「通貨バスケット入り」はSDRの多様性を拡大した。国際通貨制度においてSDRは非常に重要というわけではないが、人民元が国際的に広く用いられる通貨となることには重要な意義がある。今後の国際通貨制度において、米ドル、ユーロ、人民元は極めて重要な役割を担う。SDR通貨バスケットを構成する5つのエコノミーはSDR理事会の設立を進め、今後の国際通貨制度の改革と発展についての議論を始めるべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年10月7日

 
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