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IMF、中国経済のリスク防御能力を積極的に評価
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· 2016-10-08 |
タグ: IMF;リスク防御能力;経済 | 印刷 |
「世界経済見通し」の指摘によると、中国やインドなど新興エコノミーは引き続き世界平均を上回る成長を維持しており、世界経済の成長を力強く支えている。中国は経済のモデル転換を引き続き推し進め、消費は落ち着いた成長を保ち、サービス業が経済に占める比重は引き続き高まっている。社会のセーフティネットの強化、サービス業の開放推進にともない、中国経済のモデル転換は引き続き着実に進む見通しだ。1人当たり所得の持続的増加にともない、中国と先進国との所得水準格差は今後5年で7ポイント縮小する見込みがある。
報告によると、中国は引き続き経済の投資と工業への依存から消費とサービス業への転換を推し進める。この政策は短期的には経済成長の減速を招くと見られるが、より持続可能な長期的成長の基礎を固めるものだ。
「国際金融安定報告書」の指摘によると、過去20年間に新興エコノミーのコーポレート・ガバナンス及び投資家保護は全体的に多少改善された。これは金融システムの強靱性強化に寄与した。
報告によると、中国政府の最近の改革はより均衡的な成長を後押しすると同時に、市場の力にさらに大きな作用を発揮させており、中国の経済と金融システムのリスク防御能力はこれによって高まった。それでもレバレッジ比率を引き下げ、監督・管理枠組を改善する総合的措置を講じ、中国企業の高債務問題及び金融部門の増大し続ける他の脆弱性要素を迅速に解決する必要がある。
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