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中国8月輸出入額が予想を上回り、 巨大な潜在需要を示す
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呂翎 · 2016-09-14 |
タグ: 中国;輸出入額;経済 | 印刷 |
輸出を見てみると、大幅変動と減少の時期を経て、3カ月連続で輸出額減少幅が縮まりつつある(6月は4.8%減、7月は4.4%減、8月は2.8%減)。これは主要貿易パートナーの外需が増加したおかげもあるが、その一方で、中国政府が推進する供給側(サプライサイド)構造改革がひとまず効果をあげ始めたことも示している。
大量の立ち遅れた生産能力の淘汰と国有企業改革の推進にともなって、中国の製造業は絶えず自身を調整し向上させている。さらに、中国は革新を経済発展戦略におけるより重要な位置に置いており、新たな成長原動力がもたらす産業グレードアップが軽視できないと同時に、今後数年間にわたって中国の経済構造配置に影響を及ぼし、これを改善するだろう。現在中国では、クロスボーダー電子商取引、市場仕入れ取引、貿易総合サービス企業など新しい商業モデルが急速に発展してきている。例えば、杭州にある中国電子商取引の巨頭、アリババグループはG20サミット会期中、国内外のメディアから注目された。さらに多くの政策的支援措置が実施されれば、新しい商業モデルが輸出入成長の新たな原動力になる見込みがある。
世界的に見ると、G20杭州サミットにおいて、世界の主要経済体が貿易促進の面で合意に達した。これに続いて、各国は保護貿易主義を適度に減らし、国際貿易を再び振興する一連の措置を取るだろう。今年のG20サミットの議長国である中国も、世界経済回復に貢献する意向があり、またその能力もあることを実際の行動で実証した。
「北京週報日本語版」2016年9月14日
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