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中国、HIV感染者の3割「自覚なし」 15-24歳の感染者急増
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· 2016-12-01 · ソース: |
タグ: 中国;HIV感染者;社会 | 印刷 |
12月1日の「世界エイズデー(World AIDS Day)」を前に、中国疾病予防コントロールセンターがこのほど、最新情報を発表した。中国大陸部のHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者の3割が自らの感染に気付いていないほか、15-24歳の男性の感染者が急増していると指摘した。参考消息が香港紙「経済日報」の報道を引用して伝えた。
「経済日報」は29日、中国大陸部のメディアの報道を引用し、中国疾病予防コントロールセンターの発表によると、今年1-8月、HIVの新規感染者が3万4401人、HIVによる死者は8817人だったと伝えた。
解放軍第302病院(北京)感染性疾病診療・研究センターの姜天俊・副センター長は、「現在、中国では感染者の32.1%が自らの感染に気付いていないという点は注目に値する。感染に気付かないことで、感染者は、治療に最適の時期を逃してしまうことになる。また、感染者の家族や友人にとってもリスクとなり、予防しなければ、家族や友人も感染してしまう可能性が高まる」と警鐘を鳴らす。
男性同士の性行為が原因の感染者が激増
同センター性病HIV予防コントロールセンターの統計によると、学生のHIV患者において、ここ5年間で、15-24歳のHIV感染が年間平均35%のペースで増加している。その主な感染ルートは性行為で、男性同士の性行為が最も多いという。
報道によると、男性同士の性行為は、北京のHIVの主な感染ルートでもある。北京市が発表している「2015年度衛生・市民の健康報告」によると、昨年の新規HIV感染者のうち82.32%が男性同士の性行為が原因だった。
50歳以上の感染者が増加
中国大陸部の一部の地域では、高齢者のHIV感染も増加している。同センター治療室の趙燕・副室長は、「高齢者は、正しい指導と健康教育を必要としている。高齢者にも性的必要があるものの、それに対する意識は低い。特に、開発が進んでいない地域や貧しい地域がそのような現状を抱えている」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月1日
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