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シャープが鴻海の子会社に 郭社長は統合の痛みに直面
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· 2016-08-23 |
タグ: シャープ;買収;経済 | ![]() 印刷 |
▽統合の痛みの時期に直面か
買収後の明るい未来像だけでなく、人材の流出やリストラなどのうわさもたびたび聞こえており、両社の結婚にとってはいささかの懸念材料となっている。
シャープの技術を重視する鴻海は、技術者の流出が不可避であることは頭の痛い問題だとしている。これについて董社長は、「人材の流出は不可避だ。企業間の買収の多くが資本レベルのパワーによって推進されるのに比べ、人材の変動は異なる企業文化の摩擦の過程だといえる」と指摘する。
董社長は続けて、「郭台銘氏は事に当たって決断がすばやく、コントロールの力を強調する。一方のシャープは液晶事業で長年泥沼に陥り、効率は低く、企業の歴史が100年以上に及ぶため、企業文化をはじめとする既存のシステムが根深くはびこる。両社の間に摩擦が存在するのは当然のことだ。中国モデルの企業のガバナンスシステムとモデルを携えて日本で根を張り、芽吹くには、思考の転換と文化的衝突に対する準備が必要だ」と話す。
郭社長の疾風怒濤式の事業再編がシャープにもたらす避けられない痛みを横目に、郭社長が準備して望んだ買収には明確な功利的な色彩があるといえる。
鴻海はモノのインターネット、健康的な生活、スマートホーム、ハイテク、クリーンエネルギーの5分野で、シャープが劣勢を跳ね返し、優勢に転じることを計画する。
現在、モノのインターネットとスマートホームは技術が日に日に成熟するが、ネットワークや通信の条件、接続の基準といった外部環境による支援は十分でない。伝感物聯網の創設者・楊剣勇氏は、「こうした事業を選択して長期的な布陣を敷くことには確かに高い先見性があるが、短期的な利益成長源とみなすには時期尚早だ」と指摘する。
また鴻海はシャープを再編し、有機ELパネル技術で業界から一致した評価を受けても、供給チェーンに詳しい人からみると、「有機ELパネルの製造には少なくとも2年かかる。サムスンディスプレイやLGDはこの分野で絶対的な独占的局面を形成しており、鴻海が今回の合併買収(M&A)後、ただちに成果を上げることは難しいだろう」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年8月23日
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