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中国経済の評価に偏見を持ち込むべきではない
  ·   2016-04-20  ·  北京週報
タグ: 構造改革;格付け;経済
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最近、中国経済の衰退を指摘する声が再び上がっている。3月末、世界三大格付け会社の1つであるスタンダード・アンド・プアーズは、中国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げ、AAマイナスの格付けを据え置いた。3月初めには、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中国の国債信用格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更し、また中国の38の国有企業・子会社と25の金融機関の格付け見通しも「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。このことで、国内外市場の中国経済見通しへの関心が間違いなく高まった。

実際には、中国経済をどう評価するかについて、海外には異なる見方もある。世界三大格付け会社の1つであるフィッチ・レーティングスは4月6日に発表した報告書で、中国の国債信用格付け見通しを「安定的」で据え置くことを決定し、また中国経済にハードランニングが発生する可能性は低いとの見方を示した。こうして見てみると、中国経済成長状況を深く理解し、全面的に評価するためには、偏見を持ってはならず、より客観的な態度が必要だ。

現在、中国経済はすでに「新常態」(ニューノーマル)に入っており、高速成長から中高速成長に転換している。この転換の背景には、経済発展モデルの転換・アップグレードに対する要求があった。別の角度から見ると、これは中国が経済成長の過程に存在する可能性のある潜在的リスクを軽視していないことを示している。まさに発展の過程でぶつかる問題を解決し、ボトルネックを突破するために、中国は第13次五カ年計画で「革新、協調、グリーン、開放、共有」という新たな発展理念を打ち出したのである。

国際的格付け会社の警告したいくつかのリスクはすべて発展の過程で現れる問題である。中国を評価するに当たっては、債務のリスクを見るだけではなく、問題を解決する決意と政策にも関心を持つ必要がある。現在、中国が供給側(サプライサイド)構造改革、インターネットと他の産業が結びつく「インターネット+」などを強力に推進しているのは、過去の発展モデルへの依存から抜け出し、中国経済の革新を促進するためである。そこには多くの発展チャンスが秘められている。

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