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科学技術の力で良渚デジタル文化コミュニティの歴史の美を活性化
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· 2020-06-10 · ソース:人民網 |
タグ: 世界遺産;デジタル;文化 | 印刷 |
アゼルバイジャンの首都バクーで昨年7月に開かれた第43回世界遺産委員会で、ユネスコの世界遺産委員会は審議を経て、「良渚古城遺跡」を世界遺産に登録した。浙江省杭州市に位置する良渚古城遺跡は、中国の5000年以上前の偉大なる有史以前の稲作文明の成果を代表しており、長江流域の中国文明の起源に対する際立つ貢献を裏付けている。人民日報が伝えた。
歴史ある良渚文化の世界進出をいかにより良く推進すべきだろうか。最近の良渚デジタル文化コミュニティの「クラウド開園」は、このデジタル経済+クリエイティブ産業の「新種」に中国の答えを与えた。
コミュニティの第1期入居者には、淘宝(タオバオ)ライブ配信総合体や網易メディア・デジタル・エンターテインメント・イノベーション拠点など30数件のプロジェクト、及び中国革新設計ビッグデータ杭州センターなどの公共サービス・プラットフォームが含まれる。ここで起業する若い人は、「デジタル+文化」の革新的活力によって集まっているだけでなく、さらには良渚文化の独特な魅力に惹かれているのだ。
良渚デジタル文化コミュニティは良渚文化を一つのクリエイティブIPとし、歴史文化遺産の素材を漫画・アニメ・ゲーム、クリエイティブ設計、デジタルメディア、放送・映像作品、工芸美術、文化娯楽などの産業に融合させ、伝統と現代がここで遭遇し、火花を散らし、融合する。
良渚古城遺跡公園内のクリエイティブスペースで、良渚文化の要素がデザイナーによって各種クリエイティブ製品に融合される。良渚玉器の最も有名な神人獣面紋はデザイナーの巧妙なアイデアにより、グラフィティ版の「神徽」になる。掛け時計、マウスパッド、日傘、スーツケースなどの日用品と結びつき、若者から好評を博している。
「伝統的な文化要素ほど、革新によりその活力を活性化する必要がある」。こうしたクリエイティブ製品の設計・開発を担当する杭州硬脳創意科技有限公司の蘇煥説社長によると、同社は現在アニメ映画「良渚伝奇」の制作を急ピッチで進めている。手描きアニメにより良渚のストーリーを語る。作品中に登場する良渚古城、水利システム、各種器物は考古学の裏付けを得ている。芸術的な想像で5000年前の良渚先住民の生活シーンと文化の姿を再現し、観客はアニメによって良渚文化と親しく接することができる。
+星影業の責任者である白宇氏は「コミュニティ内ではその他のクリエイティブ及び考古学従事者と業界を跨ぎ交流し、アイデアを生み出すことができる。当社は今後デジタル化の手段により、『バーチャル+リアリティ』により良渚古城の姿を再現する」と話した。
良渚古城遺跡の保護と現地の発展を同時進行させるため、杭州は大遺跡保護補償メカニズムを模索している。良渚新城は近年、毎年総額の10%を下らない土地譲渡収入を遺跡保護に還元している。遺産エリア内で、歴史的環境と自然生態の修復・浄化を行い、遺産エリア外では良渚文化遺伝子の継承・導入、文化・観光産業の発展を重視している。
杭州はまた、デジタル経済が急成長する革新の活力があふれる都市だ。デジタル経済の対GDP比は4分の1以上で、経済成長への寄与度は50%を超えている。余杭区には未来科技城と阿里巴巴(アリババ)本部という2つの国家級起業・イノベーションモデル拠点がある。
中国工程院院士の潘雲鶴氏は「既存の科学研究・芸術成果やビッグデータ資源などを利用し、世界各地の技術的要素、芸術的要素、文化的要素とビジネスモデルを集約し、革新産業チェーンを統合・形成することが、良渚デジタル文化コミュニティの未来の発展方向、取り組みの目標であるべきだ」と述べた。
コミュニティは今後、顔認証スマート登録、自動車スマート認証、駐車自動決済などの画期的な技術を次々と採用する上、デジタル文化生活ブロック、浜河生態景観回廊などの文化・レジャー関連施設を建設し、現地でデジタル文化産業に従事する若者に、彼らが喜ぶより多くの生活シーンを提供する。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年6月9日
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