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世界遺産の数で世界一の中国 保護も第一に
  ·   2019-07-10  ·  ソース:北京週報
タグ: 世界遺産;資源;文化
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良渚古城遺跡(写真は新華社の黄宗治記者が撮影)

7月6日、アゼルバイジャンの首都バクーで開催された国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会会議において、中国の浙江省杭州市にある良渚古城遺跡は世界遺産リストへの登録が認められた。これにより、中国の世界遺産の総数は55に達し、世界一となった。 

良渚古城遺跡が世界遺産として認められたのは、中国の5000年以上前の偉大な先史稲作文明の成果、そして優れた都市文明を代表しているからだ。遺跡は新石器時代の長江下流における稲作文明の発展水準を真に現しており新石器時代初期地域の都市文明としての全景を示し、世界遺産の真実性と完全性の求めに合致している。中国のその他54の世界遺産もそれぞれ独特の特徴を持ち、例えば福建省厦門市の鼓浪嶼は、建築・技術・庭園の景観といった面で、閩南文化をはじめとする中国の伝統文化と外来の多元的文化との広く深い交流と融合を示している。  

中国が世界遺産を申請する重要な動機は主に3つある。1つ目は国際社会から認められることへの期待で、中国は非常に多くの美しい自然資源と文化資源を持ち、国際社会の「認証」を必要としており、世界遺産は最も適した認定の「証書」だ。2つ目は「世界に通用する名刺」を作り出すことで、世界遺産は都市の最も適した「名刺」であり、これを持つことによりその地の知名度を高められる。3つ目は、世界遺産は大きな商業的価値とブランド効果をもたらすことで、観光地のチケットが値上がりするのみならず、その他のさまざまな価値もつられて高くなる。 

疑いの余地なく、世界遺産に登録されたのは実力を物語っている。中国は世界遺産の価値を充分に掘り起こしていると同時に、よりハイレベルな保護と伝承こそ最も根本的なこととしている。1964年の「ヴェネツィア憲章」は、「文化遺産を真に、完全に伝えていくことはわれわれの責務である」と遺産保護についての原則を提起した。われわれは世界遺産の保護で少なからず経験を有するが、痛ましい教訓も持っている。1998年、中国で初めて世界自然遺産リストに登録された張家界武陵源景勝地は、数多くの粗雑な建造物のためにユネスコの世界遺産委員会からイエローカードを出されており、この教訓は深刻に受け止め、大きな警鐘とみなさないわけにはいかない。 

世界遺産はある国、ある地域だけのものではなく、世界全体の遺産だ。貴重で、独特で、他に代わるものがないゆえに、これらを本当の宝物とみなしてしっかりと保護すべきで、われわれの世代の手によって壊してはならず、われわれは先人から受け継いだものしっかりと次の世代に伝えていかねばならない。世界遺産の名を冠することは、自分たちの両目や生命を守るのと同じように世界遺産を保護するという重大な責任をわれわれに課しており、この責任は世界レベルの責任なのである。 

「北京週報日本語版」20197月10 

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