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2倍速で再生!若者がドラマを倍速で見るのはなぜか
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· 2019-09-25 · ソース:人民網 |
タグ: 若者;ドラマ;文化 | 印刷 |
視聴者と制作者は相互に尊重し合うべき
「倍速で番組やドラマを見る主な二つの理由」についてのアンケート調査では、「内容のテンポが遅すぎて、倍速でも理解できるから」がダントツで、2位の「暇な時間が少ないので、倍速で効率良く見たいから」のほぼ2倍、3位の「自分が好きな芸能人の内容だけを見たいから」の4倍近くだった。この結果から分かるのは、視聴者が倍速(スピード)再生で動画を見る理由のうち、客観的な理由としては「内容が水増しされ、質が低い」ことであり、主観的な理由としては「プライベートな時間が少なくなり、娯楽でも効率をまず追求するようになった」ということだ。
「倍速で番組やドラマを見る機能をどう思うか」についての調査結果によると、この機能は「ユーザーの選択肢が増えて、とても良いことだ」と考えている人が過半数(57.45%)を占めた。「いいか悪いかはともかく、この機能があるのは理に適っている」とした人が38.3%、「倍速再生はコンテンツの創作者を尊重していない」と回答した人は4.26%だった。
事実、「コンテンツの創作者を尊重していない」や「若者の辛抱が足りなくなる」というのは、ここ数年ネット上で繰り広げられている「倍速再生」批判の主な論調だ。しかし、すでに倍速再生機能を使い慣れた若者にとって、このような批判は成り立たない。「尊重は互いにするもの。創作者が十分に視聴者を尊重しているのであれば、視聴者が倍速再生で見るにはもったいないと思うようなレベルの高い作品を作るべき」ということになる。
ある動画プラットフォームで技術系の仕事をしていた呉迪さんは、「技術自体にはいいも悪いもない。視聴者の辛抱が足りないと思うのであれば、内容に問題がないかを反省するべきで、問題を技術になすりつけるべきではない」と語る。
呉さんは、「インターネット時代の視聴者の自由度と主導権は10年前より何倍も大きくなっている。実のところは、視聴者側のほうが倍速再生を手放せないのであって、倍速再生が見る側に悪影響をもたらしたわけではない」と語っている。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年9月25日
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