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オスカー受賞作もピカチュウの可愛さに勝てないのはなぜ?
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· 2019-05-16 · ソース:人民網 |
タグ: 映画;ピカチュウ;文化 | 印刷 |
▽ピカチュウの可愛さが観客の心をわしづかみ
「Mr.インクレディブル」と「ミニオンズ」に続き、「名探偵ピカチュウ」は「可愛さは正義」というこの世のルールを改めて証明してみせた。映画の中のピカチュウは米スーパーヒーローキャラクター「デッドプール」の中年男性の声でしゃべるが、多くの観客は毛がふさふさした外観、丸っこい頭、稲妻の形をしたしっぽを見て、思わず「可愛い!」と驚きの声を上げる。この可愛いさのパワーで10日の公開初日には興行収入が7497万元に達して、大陸部のトップになり、興行収入全体のうち56.1%を占めて、「アベンジャーズ」の16日連続首位の記録をストップさせた。12日午後5時現在、累計興行収入は2億5800万元に達し、オンライン映画チケット販売大手・猫眼微影は、「最終的に6億元に到達する」と予想している。
「アベンジャーズ」とレバノンの感動的な作品「存在のない子供たち」は公開からだいぶ経つが、まだその勢いは続いている。「アベンジャーズ」は先ごろ興行収入が40億元の大台を突破したが、大ヒットした「流浪地球(The Wandering Earth)」を追い越すのは難しいとみられている。「存在のない子供たち」は口コミで非常に評判が高く、累計興行収入は2億3500万元に達した。先週金曜日公開の「ローマ」や「半辺天」などの文芸路線は興行収入という点ではまったく振るわず、最高の「ローマ」でも300万元に達していない。
北京市の広安門電影院の張■市場マネージャー(■は品の口が水)は、「『名探偵ピカチュウ』が最も好調な原因は特撮効果の素晴らしさにあり、ポケモンたちの高いリアリティは、関連グッズのブーム到来を確信させる。『存在のない子供たち』は『アベンジャーズ』の隙を突いて生まれたダークホースで、勢いは相当なものがある」としている。
▽可愛さ以外は特に語るべきものなしとのコメントも
様々な姿かたちのポケモンが次々登場し、多くの観客が子供の頃に見た二次元のマンガやアニメのイメージが、映画の中で立体的なキャラクターとして動き回っている。この卓越したキャラクターデザインこそ、「名探偵ピカチュウ」が大人から子供まで大勢の観客を獲得した大きな原因だ。
映画評論家の燕山刀客さんは、「ピカチュウというキャラクターが世界を席巻して数十年の間に、アニメ、ゲーム、玩具などどれも好調な売れ行きで、ないのは実写版の映画だけだったので、この『名探偵ピカチュウ』は空白を埋めたものといえる。映画は原作の雰囲気をしっかりつかんで、仮想と現実が混じり合い、生き生きとした実写版ポケモンの世界を作り出した。ピカチュウだけでなく、コダックなどのポケモンのデザインも非常に可愛らしく、大勢の女性観客は可愛いと思う気持ちを抑えられないだろう。(制作会社の)米映画会社レジェンダリー・ピクチャーズは今回は以前の『ウォークラフト』のようにゲームの映画化で大失敗するということにはならなかった。少なくとも100分間という限られた時間内でポケモンの世界観をよく伝えている」と述べた。
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