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漢服を着て花見のブーム到来?まだまだ少数派の意見も
  ·   2019-04-10  ·  ソース:人民網
タグ: 漢服;花見;文化
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質の良い精巧な漢服を一式手に入れようとするなら、その値段は決して安くはなく、1着買って1度しか着なかったとしたら、あまりにも割に合わない。そのため漢服体験店に行き、300元ほどで1日レンタルするという方法を選ぶ人も少なくない。北京市前門地区の楊竹梅斜街にある漢服体験店では、客が事前予約した時間にやってきて、服を選ぶ時間は別として、およそ30分ほどでオーナーに漢服の着付けをしてもらい、ヘアスタイルを整えてもらうことができる。客は自分が着てきた服を店に保管してもらって外出し、夜までに漢服を返却すれば良い。オーナーの白秋さんによると、忙しい時は1日で20人ほどの客を受け入れているという。

「来店するのは、漢服ファンだけでなく、ネット人気攻略の情報を見て体験に来た人、なかには漢服を体験したいがためにわざわざ北京に旅行に来たという人もいる。漢服に興味を抱く人が増えるにつれて、観光スポットで写真撮影をするだけでなく、中国の伝統歌舞を鑑賞に行ったり、卒業式などの式典に参加する場合にも、漢服を選ぶ人が増え始めている」と白さん。

米韮さんは、「漢服の流行は、伝統文化に対する一種の反応と言えるかもしれない。自分が楽しみ、古い時代を懐かしむというより、漢服ファンは、漢服を媒体として伝統文化を発揚することをより望んでいる。伝統文化に対する社会の関心と重視が、漢服ブームが起こった原因であり、漢服ファンは、大学生だけに限らず、一部の企業にもそのようなグループがある」と指摘。別の漢服ファンも、「伝統的な民族衣装に対する人々の愛着はますます高まっており、個人の装いに対する受容度も高くなっている。漢服を着る人が増え、それを恥ずかしいと感じることもなくなった」と語った。

厳密な意味での完全な漢服一式とは、小衣(下着)、中衣、大衣(上着)の3層からなるのが一般的。だが、現在公園などで見かける漢服姿の人々の装いはまさに多種多様で、漢服要素を盛り込んだだけというのがほとんどだ。米韮さんも、「漢服は現在もまだまだマイナーなグループでしかない。中国人の祝日の装いとして着用されるように一般にまで広まるのはまだまだ先の話」との見方を示した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年4月10日

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