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映画「カノン」の雑賀監督と佐々木希・インタビュー
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· 2017-04-21 · ソース: |
タグ: 北京;日本映画;文化 | 印刷 |
人民網:本作品では富山、金沢、東京を舞台にストーリーが展開していきますが、この三つの土地を選んだ理由をお聞かせください。
雑賀監督:ちょうど新幹線で行くことができて、三姉妹にとってバランスのいい距離だったので選びました。
また、富山県黒部市から帰る新幹線の中で、地図を見たときに、立山連峰という険しい山から三本の大きな川が流れ、富山湾という母親の子宮のような優しい海に流れ込む様子から、険しい道を乗り越え、最後三姉妹がひとつになるという絵が浮かんだので、プロデューサーと話して、黒部市に決めました。
人民網:映画では、タイトルにもなっている「カノン」が思い出の曲として登場しています。この曲を選んだ理由をお聞かせください。また、思い出の一曲を教えてください。
雑賀監督:音楽療法士に老人ホームなどで痴呆症の人たちに思い出の曲を聴かせると記憶が一瞬蘇るというのを聞いていたので、最後三姉妹が母と思い出の曲を弾くという設定はストーリー作成時、先に決めていました。思い出の曲の候補をいくつか提案し、調べていくうちに、カノンがバイオリン三重奏からできたことを知り、三姉妹で繋がっていく感じがしました。また、ほかの候補曲よりも音色が心地いいことから、カノンを思い出の曲として選びました。
佐々木希:母親の会社または実家の電話のどちらかの保留音がカノンだったので、幼い頃に母に会いたくなった時に流れる音楽だったことを覚えています。そのため私にとっても、カノンは胸がギュッとするような思い出の曲です。ピアノで弾いている時も鳥肌が立ったり、いろんな意味でいい曲だと思います。
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