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映画「カノン」の雑賀監督と佐々木希・インタビュー
  ·   2017-04-21  ·  ソース:
タグ: 北京;日本映画;文化
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人民網:この度は、映画「カノン」の北京国際映画祭天壇賞ノミネート、誠におめでとうございます。中国ではまだ未公開の「カノン」ですが、中国のファンに向けて、映画の内容と見どころの紹介をお願いします。 

雑賀監督:祖母の葬儀で受け取った遺言をきっかけに、三姉妹が死んでいると思っていた母親が実は生きているということを知り、三姉妹が19年間離れていた母親の人生を知る旅に出るという内容です。

佐々木希:見どころは老舗料亭の女将役を演じるシーンもそうですが、なによりも三姉妹でピアノを弾くシーンが心情的にも、天気の上でも、晴れたシーンとなりました。あのシーンは思い出すだけでも泣けてくる本当に素敵なシーンになったと思います。

人民網:この映画を撮ろうとしたきっかけをご紹介ください。 

雑賀監督:「2013上海・日本週間」でも上映された前作「リトル・マエストラ」も北陸地方の石川県で撮影しており、もう1本北陸で映画を撮って欲しいという皆さんからの希望がありました。

またちょうどその時期、母が脳梗塞で倒れ、亡くなるまでの1年間痴呆症となり、大好きな家族や子供の名前も顔もわからない状態になりました。私もドラマなどで、そのようなシーンを撮ることはありましたが、実際自分の身に降りかかって来るとは思っておらず、それがすごく切なかったです。そしてそれをいつか作品にしたいと思い、北陸で第2作目を製作するきっかけとなりました。

人民網:佐々木さんは作品中で三姉妹の三女を演じられましたが、この役柄はご本人と似ている点などありましたでしょうか。 

佐々木希:三姉妹ではないのですが、上に兄が2人いる三人兄妹の末っ子なので、末っ子ならではの自由奔放さや、思ったことはすぐ言ってしまう熱くて、まっすぐなところは、ちょっと似ていると思います。

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