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神農架が世界遺産に決定、中国の登録件数は50件に
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· 2016-07-22 |
タグ: 神農架;世界遺産;文化 | 印刷 |
7月17日、トルコのイスタンブールで行われた第40回世界遺産委員会で、中国湖北省の神農架が世界自然遺産に登録された。これより前の7月15日には、広西チワン族自治区の「左江花山岩絵の文化的景観」も世界遺産登録に成功した。これで中国の世界遺産登録件数は50件となり、世界2位。1位のイタリアの登録数にあとわずか1件に迫った。
17日、神農架林区の羅棟常務副区長は神農架の世界遺産登録が全会一致で決まったことを知ると、「神農架の世界自然遺産登録は林区保護活動に対する最高の肯定だ」と語った。
世界遺産委員会は、「神農架は生物多様性、地帯性植生類型、垂直自然帯スペクトル、生態と生物過程などの面で、世界的にも独自性を持ち、世界で最も完全な垂直自然帯スペクトルがある。その生物多様性は世界遺産リストの空白を補った」としている。
今回世界遺産登録に成功したことで、神農架はユネスコ世界遺産、ユネスコ生物圏保護区(エコパーク)、ユネスコ世界ジオパークに登録され、中国では初、世界では2番目のユネスコ「三冠王」になった。神農架林区の李発平区長は、「今後、科学的管理を通じて、神農架の良好な自然資源への保護を強化していく」との考えを示している。
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