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中国国学が静かなブーム、伝統文化の魅力再発見
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崔小琴 · 2015-09-15 |
タグ: 国学;漢服;文化 | 印刷 |
4月18日、漢代風の女子成人式に参加した漢服愛好者。
国学ブームが続く中で、多くの若者が自発的に中国伝統文化普及に参加し、中国のあちこちで国学ブームが沸き起こっている。
国学愛好者の李然(仮名)さんは、学生時代に学校の国学愛好者サークルの国学社に入っていた。「ずっと中国の伝統文化芸術が好きだったので、学校にあんなに多くの同好者がいるのを知って、とてもうれしかった。さまざまな国学研究討論会を行ったり、時には書道や絵画などを学んだりして、中国伝統文化を広めた。みなの学習や生活にも役立った」。
李然さんの話では、実のところ今では中国の多くの若者が李さんと同じように国学に興味を持っており、北京大学、南京大学、武漢大学など多くの名門大学に国学社が設立されている。「国学は幅広い分野に及び、奥が深く、内容が豊か。国学社のほかに、学校には漢服の愛好サークル『漢服社』もあった。実際には漢服も国学の一部だが、女子学生たちは単に漢服だけに興味を持っていたので、国学社とは別に漢服社を作った」。
漢服は中国の「漢民族の伝統衣装」であり、漢族の染色・織布・刺しゅうなどの技と美学を受け継ぎ、中国無形文化遺産と保護対象の中国工芸美術30余りを伝承している。そのため国学の重要な構成部分と言っても差し支えない。中国では近年、漢服文化を好み、それを広める若者がますます多くなっている。中国各地で漢服の展示やショーが頻繁に行われている。今年7月末、陝西省で行われた漢服を着て漢代の礼を行うイベントには、チェコや米国、カナダ、オランダなどからやってきた約200人の中国系教師・学生が参加し、中華伝統文化の魅力を肌で感じた。
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