第11期全国人民代表大会第2回会議は7日午前10時、人民大会堂3階のホールで記者会見を開いた。外交部の楊潔チ部長は外交政策と対外関係について、国内外の記者からの質問に答えた。楊部長は、「ガス田『天外天』は中国の排他的経済水域に属している。日中合意の原則とは関係がない」と明らかにした。

テレビ朝日の記者からの、「東中国海のガス田について、中日双方は共通認識に達している。しかし、合意締結に向けた話し合いを始められないのはなぜか？また、中国は『天外天』が合意の対象ではないと認識しているのか？」との質問に、楊部長は以下のように答えた。

ガス田「天外天」は中国の排他的経済水域に属している。日中合意の原則とは関係がない。私たちは昨年日本で行われた中日韓首脳会議が成功を収めたと認識しており、主催国である日本の努力に対し賞賛を表す。

中日韓の貿易額は英仏独の貿易額を上回っていると聞いた。中日韓は隣国同士であり、文化的にも歴史的な多くのつながりがある。私たち3カ国は、現在の国際的な金融危機の中で、交流と協力をさらに強め、3カ国が共同で金融危機に打ち勝ち、アジアが早く危機から脱出できるよう、しかるべき貢献をするべきだ。

「人民網日本語版」2009年3月8日