2012年(第10回)広州国際モーターショーが、11月22日から12月2日にかけて、広州琶洲中国輸出入商品交易会展示館で開催される。広州の自動車購入制限令、日本車の市場シェアの低下といった不利な要素があるが、今年の広州モーターショーの展示規模に影響が生じなかったばかりか、むしろ展示面積が20万平方メートルに、展示車種が950車種(世界初公開が34車種、アジア初公開が23車種)に拡大され、過去最大規模となった。また展示期間もこれまでの7日間から10日間に延長され、一般開放期間が増加された。アナリストは、「広州モーターショーは10年間の成長を経て、すでに小規模から大規模への飛躍を実現し、国内3大モーターショーの一つとなった。出展メーカーは華南市場のみならず、全国市場への展開を重視している」と指摘した。中国新聞網が伝えた。
◆広州モーターショー 10日間に渡り盛大に開催
業界関係者は今年8月、広州が新たに自動車購入制限令を出したため、広州モーターショーに深刻な影響が生じると予想した。日本による「島の買い取り」という茶番劇により、9月には日本車の販売が激減し、広州モーターショーを不安視する声があがっていた。
しかし主催者側が展示情報を公表するにつれ、活気が感じられるようになった。広州モーターショーは今、低迷する市場の中で盛大に開催されようとしている。情報によると、今年の展示期間はこれまでの7日間から10日間に延長され、「史上最長」となる。また展示される新車の数も過去最多となる。このうち世界初公開は34車種に達し、昨年の30車種から4車種増加した(グローバル各社の世界初公開は4車種)。アジア初公開は昨年の13車種から今年の23車種に大幅増となった。
◆日本自動車メーカーが強気の出展
主催者側からの情報によると、「日本自動車メーカーが集団欠席」という噂と異なり、ほぼすべての日本ブランドが今年の広州モーターショーに出展し、初公開および新発売の車種を展示する。
東風日産市場マーケティング総部の楊嵩副総部長はメディアに対して、「当社は広州モーターショーに欠席せず、むしろ最強のラインナップで出展し、重量級車種とその情報を公開する」と語った。
トヨタ自動車は合弁会社の一汽トヨタ・広汽トヨタ、およびレクサスブランドからコンセプトカー・国産車・輸入車の計46車種を出展する。この中には、2013年に中国で発売される予定のヴェンザと新型LS600hLが含まれる。レクサスからはまた、中国初公開のLFAクリスタル版を出展する。トヨタの展示ブースの面積は約4500平方メートルに達し、同社の広州モーターショーにおける過去最大の展示ブースとなる。過去2カ月の販売が激減したが、トヨタの中国現地法人は、「当社の中国戦略に変更はない。当社は中国の消費者に対して、より多くの選択肢を提供する」と語った。
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