2011年中日グリーン博覧会が1日に開幕した。全国政治協商会議の白立忱副主席が同日行われた開幕式に出席し、スピーチした。
白副主席は次のように述べた。
グリーン経済の発展は、現在の世界における重要な趨勢となった。中国政府は環境保護と気候変動の問題を非常に重視しており、今後は産業のモデル転換とグレードアップの推進、およびグリーン経済の発展という歴史的なチャンスをしっかりとつかまえ、省エネ・環境保護産業の発展を加速させ、生態文明の理念を樹立して、経済社会の持続可能な発展を推進していく。
中日両国は経済の相互補完性が高く、協力の可能性はとても大きい。グリーン経済分野での協力を展開することは、両国の経済貿易関係の発展に新たな契機をもたらすものであり、中日経済貿易関係の発展における新たな注目点であり、新たな成長点である。中国はグリーン経済の発展において良好な産業的基礎と巨大な市場を備えており、日本はエネルギー問題や環境問題の解決で世界トップレベルの先進的技術と成功体験を有している。中日双方が優位点をもって相互に補い合い、協力を強化すれば、両国がともに直面する資源の問題や環境の問題を解決し、ともに発展を遂げることが可能になる。
2011年中日グリーン博覧会は時代の流れの中から生まれたもので、中日両国間で行われる省エネ・環境保護協力のまた一つの積極的な行動だといえる。このすばらしい機会を借りて、両国のグリーン経済界の協力と交流を一層推進し、中日経済貿易協力の新たな局面を開拓して、両国の経済発展およびこの地域の繁栄を促進するために、新しく、より大きな貢献をしていく考えだ。
今回のグリーン博覧会は今月1日から3日まで開かれる。主催は中国国際貿易促進委員会と日本経済団体連合会で、中国の外交部、環境保護部、商務部、日本の外務省、経済産業省、環境省など両国政府部門の力強い支援を受ける。中国日本友好協会の唐家セン名誉顧問が中国側組織委員会の名誉主任を、中国国際貿易促進委員会の万季飛会長が同主任を務めている。(編集KS)
*セン:「王偏」に「旋」
「人民網日本語版」2011年6月2日 |