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ターニングポイントを迎えた中国の人口

本誌記者 景小磊

 

第6回国勢調査の結果によると、中国の人口総数は13億3970万人だった。2000~2010年の中国の人口増加率は平均で年0.57%。その前の10年間の統計データが1.07%だったから、中国の人口増加率は半分にまで下がったことになる。また今回の調査により、中国の都市化が加速していると同時に国民全体の教育レベルが上がったことも分かった。

「これらのデータは実のところ国の人口や経済、社会の発展が深い層で変化したことを反映している」。国務院第6回全国国勢調査指導グループ副グループ長の馬建堂・国家統計局局長は、第6回国勢調査データ発表後のメディア取材でこう述べた。

旧正月の帰省ラッシュ期間半ばで、福建省の陸上・水上交通旅客輸送量は延べ4400万人を記録した。写真は列車を下りて泉州駅を出る乗客たち (魏培全撮影)

馬局長は第6回国勢調査の関連データを引用しながら、次のように説明した。中国国民の教育程度は大きく向上し、人の全面的発展も大きな進歩がみられた。同時に、2億6000万の流動人口というデータも、中国の国家経済活力が強まり、国の人口流動性が高まっていることを示している。

「第6回国勢調査データは中国の教育レベルが大幅に向上したことも反映している。高等教育を受けた人口の増加率が総人口の増加率を大きく上回ったのは、おそらく人類史上かつてないことだろう」。中国科学院-清華大学国情研究センターの胡鞍鋼主任は先ごろ清華大学で開かれた「今後の中国の人口発展の挑戦――第6回国勢調査を評価して」シンポジウムでこのように語った。

中国の人口専門家も次のように指摘している。今回の国勢調査結果により、人口総数と資質の変化、流動人口の急増、高齢化の加速、人口分布不均衡の激化、出生人口性別比アンバランスなど中国の人口発展における大きな変化が明らかになった。これらの変化は今後中国の社会経済発展の安定に影響する変数である。

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