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日本、ASEANの勢いを借りてアジアでの影響力拡大狙う

 

 

日本とメコン川流域5か国(タイ、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、ラオス)による第4回首脳会議が21日、東京で開かれた。日本は5か国のインフラ建設を支援するため、2013年度から3年間で約6000億円の政府開発援助(ODA)を実施することを表明した。また、ミャンマーの37億ドルの債務を免除し、25年ぶりに同国への援助を再開した。

日本は現在東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国の勢いを借りて海外市場を開拓し、同地域やアジアでの影響力を拡大しつつある。

◇ASEANの勢いを借りて市場開拓、同地域とアジアでの存在感強める

アジア開発銀行研究院経済学者邢予青氏は、「発展を続ける日本とASEANの経済関係は、日本がアジアでリーダー的役割や経済的影響力を拡大する上で重要な戦略的意義がある」と語る。

シンガポール国立大学東アジア研究所の蓝平児研究員は、「東南アジア諸国の資源だけでなく、東南アジアでの市場や製造基地の開拓など東南アジアやメコン川地域における日本の利益は長期的に存在する。政治面でも、経済面でも東南アジア各国は日本にとって益々重要になる」と指摘する。

一体化に向かうASEAN諸国の経済にはかなりのポテンシャルが見込まれるが、インフラ建設、製造業拡大の資金不足が課題となっている。一方、日本には高い技術、人的資源、資金力のある企業や財団があり、東南アジアは日本の投資に期待を寄せている。日本は長年、東南アジアへの投資、援助や借款を提供、東南アジアの勢いを借りて海外市場を開拓し、同地域およびアジアにおける影響力を強めてきた。

◇日本とメコン川流域諸国の協力の政治的要素

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