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北京週報>>特集>>中日国交正常化40周年>>評論  
日本、ASEANの勢いを借りてアジアでの影響力拡大狙う

 

◇日本とメコン川流域諸国の協力の政治的要素

日本の東南アジアへの投資拡大の重要な要因の一つに中国との競争がある。日本の共同通信社が伝えたところによると、今回の新たな計画はミャンマーへのODA再開を主軸に、日本主導の大メコン圏インフラ建設の姿勢を示し、中国の同地域での影響力拡大を抑えるねらいがあるという。

英BBCは21日、日本と中国は近年東南アジアへの影響力を積極的に拡大していると分析。中国と日本の第二の経済大国争いはひとまず決着がついたが、東南アジアの一部の国は中国と南中国海の領有権、日本と中国は東中国海の領有権で対立しており、日本とこうした国の距離を感情的に縮める要因となっている。また、ミャンマー政権の民主改革にともない、日本とメコン川流域5か国による協力を妨げる障碍が少なくなった。日本とメコン川流域諸国には経済協力のほか、政治的な見通しも出てきた。

日本の対外援助はその「政治大国」戦略を補助するもので、日本のODAが平等に行われているわけではない。そこには明確な目的があり、時にはイデオロギー問題も絡んでくる。日本は、経済面ではアジアの主導権を握ろうとする一方、政治面ではイデオロギー的立場を強調し、アジア関連問題の主導権争いでも日米同盟関係の影響を受けている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月23日

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