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e時代、仏教とインターネットの出会い

本誌記者 唐元愷

外国人も含めた多くの人が、学誠法師を知っている。それもインターネットを通じてだ。全国政治協商会議常務委員、中国仏教協会駐会副会長、中国仏学院副院長で、3つの有名寺院の住職である学誠法師は、ベテランブロガーでもあるのだ。

学誠法師 

2006年2月、ブログがまだ物珍しかった頃に、学誠法師は早くも個人ブログを開設し、中国仏教界初のブロガー、最初にインターネットを使って布教を始めた高僧となった。2009年4月11日からは微博(ウェイボー、中国語版ミニブログ)も開設し、旬のツールを使い、すばやく、そして日常生活に密着した形で仏法の智恵を人々に伝えている。

昨年2月17日には、学誠法師の微博は中国語のみの対応から、中、英、仏、ロ、西、独、日、韓8カ国語対応にバージョンアップした。法師が書き込みをすると、担当者が直ちに7つの言語の翻訳ボランティアに連絡、たちまち翻訳され、すぐに微博が更新される。現在この翻訳チームには、中国国内、米国、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、スイス、ベルギー、キューバ、ロシア、ヴェネズエラ、韓国、日本、マレーシアなどから170人を超えるメンバーが参加している。

ブログや微博にアクセスするネットユーザーの分布を見ると、学誠法師のファンは世界100数カ国・地域に広がっており、ネット上での人気はテレビや映画スターのブログにもまったく引けを取らない。この1年ほど、中国の二大主流微博サービスサイトにおける法師のフォロワー数は20万を超えている。

「もちろん、個人の修行であれば、座禅や読経にインターネットは必要ありませんが、今の人たちはよくパソコンを使っています。それに仏教徒や信者、一般の人々、そして外国の人たちは、毎日寺まで来て講座を聞くことはできません。ですから、仏法の普及と衆生の受益という観点から言えば、ネットが非常に重要になってくるのです」。学誠法師は「自分も始めた頃はどんなものか分からず、ブログにここまでの影響力があるとは思いもよらなかった」と率直に語る。しかし後になってから、ネットは仏教と社会とを結びつけ、その距離を縮め、仏法の慈悲や平等、調和の精神と智恵を伝えることができ、人々にとっても仏教と接し仏法をよく理解する機会が増えるということに気づいたのだという。

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