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賈慶林主席、日中友好7団体責任者と会見

 

中国人民政治協商会議(政協)全国委員会の賈慶林主席は17日午後、北京の人民大会堂で、日中友好7団体の責任者加藤紘一、河野洋平、辻井喬、高村正彦、張富士夫、野田毅、江田五月の各氏と会見した。

賈主席は、国交正常化40周年の年にそろって訪中した日中友好7団体の責任者を熱烈に歓迎し、日中友好7団体が長期にわたって両国関係の発展のために積極的に努力し、貴重な貢献をしてきたことを高く評価した。

賈主席は次のように述べた。国交が正常化されてからの40年間に、両国の各分野の交流と協力は、未曾有の高いレベルに達している。中日の友好協力の発展は、両国人民に重要な利益をもたらし、アジアと世界の平和と安定と発展を促進することにも役割を果してきた。両国関係の発展は苦労して手に入れたもので、両国政府と社会各界の有識者の心血と努力が結集されており、特に大切にし、守っていかなければならない。

さらに「今年は国交正常化40周年にあたる。中日関係は新しい歴史のスタートラインに立っており、発展を促す重要なチャンスを迎えている。中国側は日本との関係を一貫して重視し、対日友好政策を推進している。日本側と共に努力し、中日の四つの政治文書に盛り込まれた原則と精神に照らして、両国の戦略的互恵関係を全面的に促していきたい」と表明した。

賈主席は、中日関係をさらに発展させ、中日友好を促すために、以下の四つの提案を行った。1、中日関係発展の大方向をしっかりと把握し、両国の平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展という崇高な目標を達成するために努力する。2、互恵協力の強化に力を入れ、戦略的互恵関係の内容を絶えず充実させる。3、中日友好の伝統を発揚し、「中日国民交流友好年」を契機に、各分野で多彩な交流を展開することによって、文化人的交流の新たな高まりを巻き起こし、両国民間の友好的感情を深め、両国関係の発展を促すための民意の基盤を固める。4、矛盾と意見の食い違いを適切に処理し、中日関係の大局を守る。

日中友好7団体の会長は、それぞれの団体の中国との友好交流の状況について説明し、次のように表明した。今後も日中友好精神を貫き、国交正常化40周年を新たな契機として、各分野の重層的な友好交流と協力の推進に力を入れ、両国国民の相互理解を深めるために、また戦略的互恵関係を深めるために貢献していく。

中日友好協会の唐家セン(王+旋)名誉顧問、張志軍外交部副部長、中華全国総工会(労働組合の全国組織)の王玉普副主席、中国共産主義青年団中央書記処の陸昊第一書記、政協全国委員会の王勝洪副秘書長、中国婦女連合会の孟暁駟副主席、中国人民対外友好協会の井頓泉副会長、中国国際貿易促進委員会の王錦珍副会長、日本の丹羽宇一郎大使らが会見に同席した。

(北京2月17日発新華社)

 

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