日本製品や食品を販売する商業モール「日本商品センター」が今年10月、上海虹橋空港第2ターミナル完成後、空きテナントとなっていた第1ターミナルA棟に開業する。市民は上海を出ることなく、日本の商品を手ごろな価格で買い、日本で人気の最新商品にリアルタイムで触れることができるようになる。上海市長寧区商務委員会と大阪市上海事務所はこのほど、上海で「虹橋日本商品センター」の協力意向書に調印。同プロジェクトの具体化を着々と進めている。中国共産党の機関紙「解放日報」(電子版)が報じた。
同プロジェクトの責任者、張丞m氏は同センターについて、「上海虹橋空港第1ターミナルビル内に位置する、日本の流行商品を中心に扱う総合ショッピングモールとなる。定期的にフォーラムや展示会なども開催し、両国間の経済・文化交流を促進する場にもなる予定」と説明した。
張氏によると、現段階では、5万2千平方メートルの売場面積を活かして、1階にはマンガ・アニメ、日本グルメ、ギフト用品展示即売のコーナーを設け、2階には日本各地の観光や特産物、家電製品・食品などの流行商品などに触れる体験スペースを設ける計画という。
日本商品センターは、中国でも好評を博している量販店式の販売方式を取り入れるほか、最新の家電情報の発信や製品のプロモーション活動を行い、秋葉原のような電気街を目指すという。
張氏は「日本の製造メーカーから直接仕入れ、売れた分だけ税金を支払う保税販売を採用することで、大部分の取扱商品の値段を上海の同業他店はもちろん、日本国内よりも安く抑えられる」「上海市民は日本で流行している服飾品や化粧品、食品、デジタル製品などをリアルタイムで購入可能になる」と強みを強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2011年7月1日
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