李強総理は現地時間16日、ダボス・コングレスセンターで開かれた世界経済フォーラム（WEF）の年次総会に出席し、スピーチを行った。新華社が伝えた。

李総理はスピーチで、信頼の再構築、協力の強化、世界経済の回復促進に向けた提言として、（1）マクロ経済政策の協調を強化し、多角的貿易体制を揺るぎなく維持し、世界経済の成長のためにより良く力を結集する（2）国際的な産業分業協力を強化し、貿易と投資の自由化及び円滑化を揺るがず推進し、グローバルな産業・サプライチェーンの安定性及び円滑性をしっかりと維持する（3）国際的な科学技術交流・協力を強化し、オープンで公正かつ差別のない科学技術発展環境を連携して築き、イノベーション要素の移動を制約する障壁を打破する（4）グリーン発展協力を強化し、この分野における障壁を打破し、グリーン・トランスフォーメーションを共同で推進し、共通だが差異ある責任の原則を堅持し、地球規模の気候変動に積極的に対処する（5）南北協力と南南協力を強化し、持続可能な開発のための2030アジェンダを全面的に実行に移し、発展格差を解消し、インクルーシブな世界経済の構築に力を入れる－－を挙げた。

李総理は「世界情勢がどう変化しようとも、中国は対外開放という基本国策を堅持する。開放の扉は大きく開かれていくのみだ。中国市場を選択することはリスクではなく、チャンスだ。我々は各国企業による対中投資の継続を心から歓迎する。制度型開放を着実に拡大し、外資参入のネガティブリストを引き続き削減し、外資系企業に内国民待遇を保障し、市場化・法治化・国際化された一流のビジネス環境の構築に努め続ける」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年1月17日