李強総理は現地時間9月6日、インドネシアのジャカルタで第26回ASEANプラス1（中国）首脳会議に出席した。新華社が伝えた。

李総理は「2013年に習近平国家主席はインドネシアで、より緊密な中国ASEAN運命共同体の構築を提言した。その後の10年間、中国とASEANは互いに誠意ある付き合い、見守りと助け合い、互恵、協調と包摂を堅持し、手を携えて前進し、互いに成果を挙げ、百年間なかった世界の大きな変化の中で、長期的な善隣友好、共同発展・繁栄という正しい道を歩み出すことに成功した」と指摘。

李総理は、より緊密な中国ASEAN運命共同体の構築について、（1）手を携えて経済成長センターを築き、相互接続を強化し、産業・サプライチェーン協力を深める（2）手を携えて新興産業協力を推進し、新エネルギー車、太陽光パネル、人工知能（AI）などの分野で協力を推進する（3）手を携えて地域の平和と安寧を維持し、「南中国海における行動規範（COC）」の文面に関する協議を積極的に推進し、ネット詐欺の取締りなどで協力を展開する（4）手を携えて人的・文化的交流を拡大し、文化・観光・研修・青年分野で協力を一層強化することを提言した。

李総理は「中国はASEAN諸国と団結・自強という初心を堅守し、協力・ウィンウィンの精神を堅持し、平和かつ平穏で、繁栄する、美しい、友好的な共通の故郷をしっかりと築くことを望んでいる」と強調した。

ASEAN各国首脳は、中国との相互信頼を一層増進し、「一帯一路」（the Belt and Road）イニシアティブとの連携を強化し、農業・貿易・投資・デジタル経済・科学技術・教育・文化面の協力を深め、気候変動など世界的な課題に手を携えて取り組んでいく意向を表明した。（編集NA）