王毅中共中央政治局委員（外交部長）は9月4日、イタリアのタヤーニ副首相と共に第11回中伊政府委員会合同会議に出席した。王氏は総括発言で、各分野における中伊協力の成果を高く評価した。外交部（外務省）ウェブサイトが伝えた。

王氏は「近年、双方の共同努力の下で、中伊関係は高水準の発展を維持し、中国・欧州関係の前列を歩んでいる。両国首脳は緊密な交流を維持し、二国間関係の方向性を示し、相互信頼の礎を固めている。両国の『一帯一路』（the Belt and Road）共同建設における協力は大きな成果を続々と生み出している。過去5年間で、中伊の貿易額は500億ドル（1ドルは約146.7円）から800億ドル近くにまで増加し、イタリアの対中輸出は約30％増加した。上海市での中国国際輸入博覧会や海南省での中国国際消費財博覧会などの場を利用して、様々な種類のイタリアの高品質商品が中国の多くの家庭へと入って来ている。両国が協力した中国初の国産大型客船は順調に進水し、航空機「CR929」プロジェクトへのイタリア企業の参加は順調に進み、双方は第三国市場重点協力プロジェクトリストをまとめた」と指摘。

「新たな情勢とチャンスを前に、中国はイタリアと開放・ウィンウィンを堅持し、実務協力に焦点を合わせ、包摂性と相互参考を促進し、両国の包括的な戦略的パートナーシップの一層の発展を推進することを望んでいる」と強調した。（編集NA）