１１月１１日と１２日、習近平国家主席はアジア太平洋経済協力（ＡＰＥＣ）ＣＥＯサミットおよびＡＰＥＣ第２８回非公式首脳会議に北京からテレビ会議形式で出席し、重要講話を発表した。習主席は、「アジア太平洋地域は果敢に時代の責任を担い、リーダーシップを発揮し、アジア太平洋運命共同体の構築という目標に向けて揺るぎなく邁進すべきだ」と強調した。ここでは習主席が発表したアジア太平洋運命共同体に関する言葉を選りすぐってお届けする。

１、１日も早く感染症の暗い影から抜け出し、経済の安定的な回復を実現させることは、アジア太平洋地域が直面している最も切迫した任務だ。（２０２１年１１月１１日）

２、世界情勢がいかに変化しようとも、アジア太平洋経済の強靭さや力強い原動力といった優位性が変わることはない。（２０２１年１１月１１日）

３、イデオロギーによる線引きや地政学的な小グループの形成に、結局のところ前途はない。（２０２１年１１月１１日）

４、アジア太平洋地域はグリーンをポストコロナにおける回復の地色とし、科学的に気候変動への対応に取り組む先導者となるべきだ。（２０２１年１１月１１日）

５、中国は協力・ウィンウィンの促進に尽力し、アジア太平洋経済の発展に貢献していく。（２０２１年１１月１１日）

６、開放はアジア太平洋協力の生命線だ。（２０２１年１１月１２日）

７、ＡＰＥＣは一つの大家族であり、発展・革新を重視し、共に成長を促し合い、利益が一体化した開放型のアジア太平洋経済の枠組みを築くことは、すべてのメンバーの共通利益に合致する。（２０１４年１１月１１日）

（ソース：新華網、『習近平　国政運営を語る』第二巻）

「北京週報日本語版」2021年11月17日